「スター・ウォーズ」の巨大雪像お披露目

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ルーカスフィルムが監修した巨大雪像「白いスター・ウォーズ」が、29日間の制作期間を経て完成し、「第68回さっぽろ雪まつり」での一般公開を前にした2月5日、オープニングセレモニーが行われた。

全作品に登場する人気ドロイドのC-3PO、R2-D2をはじめ、前作「フォースの覚醒」で女子人気を一身に集めた超キュートなドロイドのBB-8、さらに、ダース・ベイダーを受け継ぐ存在の、赤い十字のライトセーバーを操るカイロ・レンがモチーフとなった雪像は、高さ18メートル、幅24メートル、奥行き20メートルにもおよぶ巨大雪像。制作するために要した雪は、5tトラック700台分、3500tという規格外の規模だ。

1月7日の鍬入れ式から約1か月間、のべ2,700人もの人々が作業にあたり、今年の雪まつり最大の雪像となる「白いスター・ウォーズ」が完成を迎えた。

オープニング・セレモニーには、秋元克広札幌市長も出席。一昨年に続き今回で2度目の登場となる“スター・ウォーズ”大雪像を前に挨拶した。そして気温0度、日も暮れすっかり闇に包まれた札幌の夜空に突如鳴り響く“あのテーマ曲”。すると白い煙の中から威厳たっぷりに登場したのはダース・ベイダーと3体のストームトルーパーだ。極寒の札幌に集まった300人を超えるファンも思わず歓喜の声を上げる。

今回初めて雪像のモチーフとなったカイロ・レンは、祖父にあたるダース・ベイダーに並々ならぬ憧れを持つキャラクター。登壇したダース・ベイダーも孫カイロ・レンの雪像を見上げ感慨深く頷く様子を見ると、集まったファンもさらにヒートアップした。さらに、ダース・ベイダーが赤い光の刃、ライトセーバーを振り降ろすと、アニバーサリー・イヤーの名に相応しく、映画の世界観を表現した“スーパー・ライティングショー”がお披露目され、集まった観客は寒さを吹き飛ばすように熱のこもった歓声を送った。