中国を訪れたことのある日本人ならば、中国の街がいかに汚れているか知っているだろう。近年は徐々に改善傾向にあるが、中国ではどこでもゴミをポイ捨てする人、痰を吐く人、タバコの吸殻を捨てる人などは普通に見かけることができる。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国を訪れたことのある日本人ならば、中国の街がいかに汚れているか知っているだろう。近年は徐々に改善傾向にあるが、中国ではどこでもゴミをポイ捨てする人、痰を吐く人、タバコの吸殻を捨てる人などは普通に見かけることができる。

 中国人は日本を訪れると日本の清潔さに驚くというが、中国のような環境から見れば、日本の清潔ぶりは確かに徹底されている。中国も都市部の大通りは清潔だが、1本でも道を入ればゴミがたくさん落ちていることも普通だが、日本はどこでも一様に清潔だと言える。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本はなぜ世界でもっとも清潔なのかと疑問を投げかけつつ、中国人の視点でその理由を考察する記事を掲載した。

 記事はまず冒頭で、中国の航空会社の客室乗務員が「日本は決して好きではないが、日本人の乗客の素養、民度が非常に高いことは認めなければならない」と語っていたと伝え、客室乗務員の立場では「日本へのフライトは気持ちが楽」だと紹介。日本人客の多い機内は静かで清潔であり、食べ終えた機内食も整然と手渡してくれるとしたうえで、驚くべきは「個人的にではなく、日本人は誰もが同じことができる」ことだと伝えた。

 こうした日本人の行動規範があるからこそ、日本は清潔に保たれるのだと伝え、それがもっとも如実に現れる場所こそ公衆トイレであると指摘。日本のトイレは不特定多数が使用するトイレであっても「いつも清潔できれいだ」と指摘し、日本のトイレも世界でもっとも清潔なのではないかと主張した。

 そのほかにも記事は、日本人が入浴を通じて自分自身の身体を清潔に保つこと、毎日清潔な服を着ること、家のなかでは靴を脱ぐことなどを挙げ、中国では到底真似できない水準である日本の清潔さは、こうした習慣や風習の積み重ねが日本社会の清潔さであることを指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)