20日、現代快報によると、中国江西省で父親が妊娠した娘に人工中絶手術を受けさせた。理由は、娘の交際相手が20万元の結納金を払えないからというものだった。写真は妊婦。

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2016年2月20日、現代快報によると、中国江西省で父親が妊娠した娘に人工中絶手術を受けさせた。理由は、娘の交際相手が20万元(約350万円)の結納金を払えないからというものだった。

先日、広東省珠海市に住む男性がインターネット掲示板に書き込んだ投稿によると、男性は昨年12月に彼女が妊娠したことがわかり、喜んで双方の両親に結婚することを伝えた。ところが、彼女の父親は「20万元の結納金がなければ結婚は認めない」と言ったという。男性にとってこれは途方もない額だった。男性はなんとか結婚を認めてもらおうと、江西省の彼女の実家まで足を運んだが、父親は「20万元は絶対だ」と頑として受け付けなかった。先に5万元(約88万円)を渡し、残りは2年以内に渡すと提案したが、それも認められなかった。男性はそれでもなんとか12万元(約210万円)をかき集めたが、その矢先に、彼女の父親が彼女に人工中絶を受けさせたことを知ったという。

この投稿に、掲示板では「そんな相手とは早く分かれた方がいい」「それだけお金を集められるほど思ってるなら、一緒にいた方がいい」など、賛否両論が飛び交った。現地には結婚の際の結納金の額に明確な決まりはないものの、3〜6万元(50〜100万円)程度が相場だという。また、結納金の額よりも人間性を重視するという人もいる。しかし、古くから中国で結婚の必需品と言われる「家」は、やはり必須の条件のようだ。中国指数研究院が1日に発表したデータによると、同市の住宅の平均価格は1平方メートル当たり1万4075元(約25万円)で、中心部となれば2万元(約35万円)にもなる。

日本と同様、中国でも晩婚化が進んでいるが、中国の若者にとって家や経済的な条件は結婚への大きなハードルになっている。(翻訳・編集/北田)