ウェブブラウザ「Google Chrome」の最新安定版・48.0.2564.82が1月20日にリリースされました。この更新では37件の脆弱性が修正されているほか、Chrome 42から搭載されているプッシュ通知が広く利用されていることから、通知にカスタムボタンが追加できるようになり、通知の中でタスクを完結することができるようになりました。

Chrome Releases: Stable Channel Update

http://googlechromereleases.blogspot.jp/2016/01/stable-channel-update_20.html



Chrome 48: Cast への表示、カスタム通知ボタン、ネットワーク予測など - Google Developers Japan

http://googledevjp.blogspot.jp/2016/01/chrome-48-cast.html



Android版Chrome 48での通知の一例。明日の天気が雨になるという通知が届いたときに、わざわざ通知からアプリを立ち上げることなく、「リマインド」や「タクシーを呼ぶ」というタスクを選択できます。



また、Android版Chrome 48ではPresentation APIがサポートされ、APIとCast Web SDKを使うことで、モバイルサイトをChromecastなどのGoogle Cast端末で表示することができるようになったり、端末の最大帯域幅を検出して接続速度に適したサイズのリソースを配信できるようになったりしている、とのこと。

脆弱性の点では深刻度が上から2番目の「高」が2件、上から3番目の「中」が6件など、合計37件が修正されています。