ドバイで「グローブ・サッカー・アワード」のキャリア賞を受賞したアンドレア・ピルロは、サッカーのピッチでまだ人生という映画を撮り続ける考えだ。むしろ、来年夏にはさらにあるシーンを撮るつもりのようである。

「まだやめるタイミングじゃない。まだプレーする意欲にあふれているんだ。EUROに出場する可能性がある。ただ、それは僕次第だ。僕がピッチで何を見せられるかによる。僕はまだモチベーションを感じているよ。最後まで監督が選択に悩むようにしたい」

イタリア代表のアントニオ・コンテ監督は、ユヴェントスでピルロが3年にわたってともに仕事をした指揮官だ。

「僕たちは素晴らしい関係だ。一緒に素晴らしい成功を分かち合ってきた。今の彼は代表監督だけど、僕らにとっては何も変わらない。僕がまだプレーしていることを彼は知っているし、MLSでのプレーも日々見ることができる。彼に対する敬意や、僕らが共有してきたことはずっと変わらない」

だが、ピルロは今年夏にユヴェントスを去った。

「ユヴェントスは僕が残ることを望んでくれた。僕を追いやったわけじゃない。僕が決めたことだった。僕には違う考えがあって、だから決めた。ある種の評価をしなければいけない年齢になったんだよ。変更するタイミングだったんだよ。素晴らしい4年を過ごし、勝つべきものをすべて勝ち取って、新しい経験をするタイミングだったのさ。僕は新しい何かを学ぶために、人生の選択をした」

現在ニューヨーク・シティでプレーするピルロは、引退や移籍の噂を遠ざけている。

「アメリカでの契約を全うしたい。ニューヨーク・シティは野心的なクラブだ。僕らがアメリカに向かったのは、バカンスのためじゃない。勝者としての経験をするためだ。僕らの目標は常に勝つためにピッチへ向かうことだよ」

「インテル? 移籍の噂に惑わされることはない。慣れているよ。多くのチームが僕を求めてくれた。でも、僕にはニューヨーク・シティとの契約がある。それを全うしたい。彼らは僕を強く信頼してくれた。1月から全員で一緒に新シーズンに向けてスタートする。新しい監督と一緒にね。大きな目標を達成するために、うまくやりたい」