フレッシャーズ編集部

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社会人になると、お葬式やお通夜といった弔事に参列する機会が出てきます。学生の頃は制服や、親に指示された服で行けば良かったのですが、いざ自分で用意するとなるとどうすれば良いのかわからないもの。しかも結婚式と違って、いつ訪れるかわからないのが弔事です。気付いたときに準備しておけば、そのときに慌てなくて良いですよ。
■女性は真っ黒!

弔事で着る服はブラックフォーマルと呼び、パーティードレスよりもさらに馴染みのない服装になります。基本的に全身真っ黒、装飾は一切なしです。夏場でも肘までは隠して、えりも詰まったものになります。靴とバッグも同じブラックで光沢のないシンプルなものにします。

真っ黒と言っても、細かいことを言えばバッグの留め具や靴のバックルはどうなるのでしょうか? 判断基準としては、それが装飾用なのか、それとも純粋に機能目的なのかです。例えばブランドネームが入っていると、機能の枠を超えて装飾になってしまいますよね。

また、殺生に関するものはタブーとされているので、動物の皮革を使った靴やバッグも控えた方が良いようです。低いヒールのシンプルなパンプスに、黒のストッキングを合わせるようにしましょう。

■男性はシャツは白い

女性は黒一色で揃えますが、男性のシャツだけは真っ白です。スーツの上下はフォーマル用の真っ黒のものを着用します。靴は金具のない真っ黒なものにし、ネクタイピンはつけないのが通例です。

お通夜の場合、「急いで駆け付ける」ということから、フォーマルな服装でなくても構わないです。もちろん事前にわかっている場合にはフォーマルウェアを着用すべきですが、タイミングによっては普通のスーツに、ネクタイだけを百均で黒のものを購入したりすることもよく行われています。

■まずは一揃い!

結婚式よりも着る機会が少ないため、なかなか手が出ないのがブラックフォーマル。しかし、当日「この服装で浮かないかしら」と不安に思うよりは、まずは手頃な価格で一揃い用意しておくことをおすすめします。見た目を考えると、サイズがピッタリのものを選びたいところですが、10年程度は買い替えないのが通例のため、シルエットがもとからゆったりしているものの方が良いかもしれません。

ブラックフォーマルでは、基本的なものを一揃い持っておくことで、急な弔事に対応ができるというものです。一人暮らしを始めたら、親に相談しながら購入を検討してみてはいかがでしょうか。

(ファナティック)