10日放送の「NHKニュース」(NHK総合)で、電話取材先がスタジオの呼びかけに応じることができず、男性アナウンサーがインタビューを途中で打ち切る一幕があった。

同日、NHKでは13時から栃木県・茨城県の大雨災害に関するニュースを伝えていたが、15時台も引き続いて、台風18号から変わった低気圧の影響による栃木県と茨城県の大雨の被害を伝えた。番組冒頭から茨城県常総市で川が氾らんした様子を、長時間に渡って上空からの映像で伝え、住民の安全確保を呼びかけた。

そして、茨城県常総市石下地区にある地域交流センターの本川明氏と電話をつなぎ、スタジオから男性アナウンサーが呼びかけた。ところが、一切反応がなく沈黙が続いてしまったため、男性アナは改めて本川氏を紹介したうえで、再度呼びかけた。

すると今度は、しっかりと呼びかけに反応した様子で本川氏が応答した。避難所にもなっているという地域交流センターの7階にある展望室から電話の取材に応えているという本川氏は、約550人が同センターに避難していることや、同センターのトイレが壊れるといった被害があったこと、救助要請も多くきていることなど、詳細に現地の様子を伝えていた。

展望室で見通しがよいと語っていた本川氏だが、電話回線の調子は著しく悪いようで、たびたび本川氏の声が聞こえ難くなったり、完全に途切れてしまう場面もあった。

そんな中、男性アナが本川氏に「食べ物など避難に必要なものは足りていますでしょうか?」との質問をした場面で、本川氏の声は完全に途切れてしまい、4秒ほどの沈黙が続いた。男性アナは「ちょっと電話がつながらないようです…。大変なときにありがとうございました」と、電話取材を終えようとした。

その矢先、本川氏の「もしもーし」という声が聞こえたため、スタジオのスタッフらしき人の声で「聞こえている」との指摘に反応するように、男性アナが「ありがとうございました。引き続きインタビューを続けさせてください」と、再度インタビューを試みた。

しかし、結局うまく繋がらない状態でまたしても沈黙になってしまった。すると、インカムから漏れたような声で「ありがとうございましたって言え!」という怒号が飛んだ。その瞬間、男性アナは指示通り「ありがとうございました」と本川氏に告げ、電話インタビューを終えた。

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