Windows10のアップグレード&予約の前に必ず確認しておくべきこと

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Windows 7や8.1のパソコンであれば、タスクバーに「Windows 10を入手する」アイコンが表示され、簡単にWindows 10無料アップグレードの予約をすることができる。

しかし、自分のパソコンでWindows 10を動かせるのか心配という方も多いはずだ。
Windows 10にアップグレードしたはいいが、うまく動かないといった事態は避けたいものだ。

●アップグレードできるかを確認する OS編
Windows 7、8.1ともに最新の更新プログラムを当てておく必要がある。
それぞれ、Windows 7 Service Pack 1 (SP1) または Windows 8.1 Updateになっていることを確認しよう。

現在使っているのが
・Windows 7 Starter/Home Basic/Home Premium/無印のWindows 8.1
→Windows 10 Homeにアップグレードできる。

・Windows 7 Professional/Ultimate/Windows 8.1 Pro
→Windows 10 Proにアップグレードできる。


そして、Windows 7 Enterprise、Windows 8/8.1 Enterprise、Windows RT/RT 8.1の各エディションはこの無償アップグレードの対象外となることに注意が必要だ。

●アップグレードできるかを確認する ハードウェア編
OS環境がオーケーならば、次はハードウェア環境の確認だ。

必要スペックは次のとおりだ。
・CPU: 1 GHz 以上またはSoC
・メモリ: 1 GB (32 ビット) または 2 GB (64 ビット)
・ハード ディスクの空き容量: 16 GB(32 ビット)、20GB(64ビット)
・グラフィックス カード: Microsoft DirectX 9 グラフィックス デバイス (WDDM ドライバー付き)
・画面解像度:1024×600 以上


基本的には、現在Windows 7や8.1が動作しているハードウェア環境ならば、まず問題ないと考えていい。
ただし、ハードディスクの空き容量はアップグレードする際に必要なので、十分に注意しておこう。

●お手軽なチェック方法
タスクバーに表示される「Windows 10を入手する」アイコンを使って、自分のパソコンがアップグレードできるかをチェックできる。

・「Windows 10を入手する」アイコンをクリックして画面を表示させる
・左上のメニューボタンを選択して「PCのチェック」メニューを表示させる
・「PCのチェック」をクリックする
これで、自分のパソコンがアップグレードできるか診断できる。


もし、互換性のないデバイスやソフトウェアがある場合、注意が表示される。


●アップグレードする前に理解しておくこと
Windows 10にアップグレードすることで、使えなくなる機能があることにも注意が必要だ。
現在、Windows Media Center が入っているエディションでは、Windows 10 をインストールすると削除される。
また、Windows 7デスクトップガジェットも削除されるので、愛用のガジェットがある人は注意しよう。

なお、上記はいずれもプレリリースバージョン段階での情報だ。
今後、仕様が変更される可能性があるので、実際にアップグレードする前には、もう一度確認してから行おう。

このほか、より詳細な注意事項については、マイクロソフトのサイトに掲載されているので、気になる人は、確認しておくとよいだろう。

プレリリース バージョンのWindows 10 に関するシステム要件