山口県周南市の集落で2013年、住民5人が殺害された事件で殺人などの罪に問われ、一、二審で死刑とされた被告人の上告審弁論が6月17日、最高裁第一小法廷(山口厚裁判長)で開かれた。弁論後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた遺族は「これまでと同様の判決を望みます」と極刑を求めた。●「妄想だから罪に問われないのは理不尽」弁護側は「被告人の元々の性格は穏やかだが、反抗の前後で人格的に異質なものとなっている