伝えたつもりでも、相手にちゃんと伝わっていない。そんな経験はないだろうか。言葉で何かを確実に伝えるということは難しいことだ。面と向かって話せればいいが、メールなどの文書でやりとりする場合、理解の食い違いなどが起きる可能性が高い。なぜ、そんなことになってしまうのか。その原因は文章の書き方や心構えにあるのかもしれない。『伝えるための教科書』(川井龍介/著、岩波書店/刊)では、「伝わる」文書の書き