石川県加賀市の「ふるさと納税」の返礼品に 期間限定で還元率50%の電子マネーが登場! 動画視聴やネット通販、「艦これ」にも使える!

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 2月12日、石川県加賀市の「ふるさと納税」の特産品に「DMM.com」で利用できる電子マネー「DMMマネー」が加わった。

 現在、「DMM.com」内の「ふるさと納税特設ページ」内で寄付金を募集中で、2015年3月31日までの期間限定ながら、1万円の寄付で5000円分の「DMMマネー」がもらえる。つまり、還元率はなんと驚異の50%、抜群のコストパフォーマンスだ。

石川県加賀市と「DMM.com」の関係とは?
そして「DMMマネー」が使えるサービスは?

「DMM」と言えば、1998年から動画配信サイトを運営している老舗のネット企業。かつては「大人」のコンテンツがメインだったが、最近では「AKB48グループ」の劇場公演やテレビ局の「TBS」のオンデマンド配信などの一般コンテンツも充実させてきた。

 また、最近では「艦隊これくしょん〜艦これ〜」や「刀剣乱舞」などのネットゲームの人気が上昇。動画配信やゲーム以外にも、「DMM.com証券」によるFX事業、お笑いコンビ「おぎやはぎ」の矢作健さんが出演するCMでもおなじみの「DMM英会話」など、動画やゲーム以外の幅広い事業にも進出している。

 今回、石川県加賀市の「ふるさと納税」の特産品に「DMMマネー」が採用されたのは、「DMM.com」が同市の発祥だから。2002年に本社を東京・渋谷区に移したものの、現在も石川県には「加賀事業所」や「金沢事業所」があり、「DMM.com」のサイトデザインを行うなど、地元の雇用創出にも寄与しているのだ。

 従来、石川県加賀市では「ふるさと納税」の「お礼の品」として、「感謝状」や地元の山代温泉、山中温泉、片山津温泉などの「総湯入浴券」などを用意していたが、地元で産声を上げた「日本最大級の動画配信サイト」である「DMM.com」の協力により、特典の魅力が増し、寄付金が大幅な増加することが考えられる。

 そして、石川県加賀市に「ふるさと納税」するともらえることになった「DMMマネー」とは、「DMM.com」内では現金同様に使える「プリペイド式電子マネー」。同社のメイン事業である動画配信の視聴料や「艦隊これくしょん〜艦これ〜」「刀剣乱舞」などのゲームへの課金、一般書籍やDVD、CD、フィギュアなどのネット通販、「DMM英会話」のレッスン料などに利用できる。

 改めて説明しておくと、「ふるさと納税」は、納税(寄付)した翌年に確定申告をすれば、寄付金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。いくら控除されるかは納税者によって異なるが、例えば控除の対象となる寄付金の上限額が3万円の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち2万8000円が控除対象額となる。

 つまり、石川県加賀市に「ふるさと納税」をすれば、1万円の寄付で5000円分、3万円で1万5000円分、5万円で2万5000円分の「DMMマネー」をもらっても実質負担額は2000円で済み、もらった「DMMマネー」は「DMM.com」内で現金と同様に利用することができるのだ。

 従来から動画配信やオンラインゲーム、英会話などで「DMM.com」を利用している人はもちろん、ネット通販も充実しているので、「DMMマネー」の使い道に困ることはないだろう。

納税直後に「DMMマネー」がアカウントに付与される!
実際にに「ふるさと納税」して「DMMマネー」をもらってみた!

 今回、ザイ・オンライン編集部の「ふるさと納税」担当で、過去2年間で「長野県阿南町」「岡山県吉備中央町」などに寄付して合計120kgのお米をもらったY部員が、「DMMマネー」がもらえる石川県加賀市への「ふるさと納税」を実際にやってみたのでレポートしよう!

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