元伊代表DFが本田を評価「獲得が商業目的ではないと示している」

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 ミランOBの元イタリア代表DFフルヴィオ・コッロヴァーティ氏が15日インタビューに応え、ミランに所属する日本代表MF本田圭佑について言及した。イタリアメディア『calciomercato.com』がコメントを伝えている。

 コッロヴァーティ氏は、新加入のFWジェレミー・メネズの活躍ぶりについて「メネズの活躍には驚いていない。彼は議論の余地のないクオリティーを持っているからね。プレーの範囲を限定させずに本人の意のままに自由にプレーさせる必要がある選手だ」と語り、高い質を備えた同選手のプレーぶりは期待通りであったことを明かした。

 一方、昨シーズンはコンディション不良に悩まされた本田について「逆に本田の活躍には驚いたよ。異なるスタイルのサッカーから来た選手だからだ。今の彼はマーケティングを目的としてだけ獲得されたのではないということを示している。優れたクオリティーを持った選手だ」と言及し、本田の活躍が予想以上のものであることに驚きを隠せずにいる。

 また今シーズン、ミランの成績はどの様なものになるかとの質問には「ローマとユヴェントスには追いつけないと思う。3位争いはこれまでになく熾烈なものだ。ナポリ、ミラン、インテル、フィオレンティーナが3位に入る可能性がある。現時点でこの4チームより勝ち点が多いサンプドリアとウディネーゼも争えると言っておかなければならない」と応え、激しい3位争いが待ち受けていることを予想した。

 コッロヴァーティ氏はミランの下部組織出身で、82年にインテルへ移籍するまで6シーズンに渡りミランでプレーし、1979年にはセリエA優勝も経験した。またイタリア代表としても50試合に出場し、1982年のスペイン・ワールドカップでは同国史上3度目の世界制覇を成し遂げていた。