5日、今シーズン限りで現役を引退する北海道日本ハムファイターズ・稲葉篤紀が札幌ドームで行われたシーズン最終戦に臨んだ。

5番ライトで先発出場を果たすも3打席ノーヒット。最後の打席では鋭い当たりを見せたが、センターフライに終わった。それでもファンは稲葉ジャンプで球界の功労者を送り出し、チームメイトも稲葉を胴上げした。

すると、同日放送、フジテレビ「すぽると！」には試合を終えた稲葉が生出演、心境を語った。主なコメントは下記の通りだ。

ファンの稲葉ジャンプは？
「今見てもジーンときますね。あまりじっくり稲葉ジャンプを見ることがなかったので。一塁側も見させて貰ったんですけどすごい綺麗でした」

最後のセンターフライは？
「手応えは結構あったんですけど、まあフェンスまで行くかなと思ったんですけど、あそこで捕られている時点で引退を決断して正解だなって思いました」

花束を渡した中田翔の涙
「中田選手とはね、色々素振りをしたりとか弟のように可愛がってきましたので、そういう意味でもしっかりやれよという意味を込めましてファンの皆さまにお願い申し上げた。アイツがあそこまで泣くとは思ってなかった。笑って花束を渡してくれると思ってたんですけど、あんなに泣いてたんで貰ってしまいました」

後輩達へ
「寂しい気持ちはありますけど、僕がいなくなって成長することも沢山あると思いますので今後若い選手に期待したい」

チームリーダーとしてのプレッシャーは
「すごくありました。優勝請負人と言われてファイターズにきて、やりましたので結構自分にプレッシャーをかけてました」

引退後は？
「北海道に住もうと思ってますので、北海道で野球に恩返しがしたい。野球教室やったり色んなことをやっていきたい思いはあります」