9月27日に韓国・全州で行われたACL（アジアチャンピオンズリーグ）準決勝において、全北現代とC大阪が対戦。試合は1-6でC大阪が敗れ、全北のてひどいラフプレーに非難の声が上がっていたが、試合後には別の問題が発覚した。一部の心ない全北サポーターが、「日本の大地震をお祝います。」（原文ママ）と読める横断幕を掲示したのだ。

　折しも、この数日前にはベルギー1部リーグでリールセの日本代表GK川島永嗣が、ゲルミナル・ベールショットのサポーターから「フクシマ」と連呼され問題になっていた。C大阪は直ちにプレスリリースを出し、AFCに向けて抗議文を送付した。

　サッカージャーナルでも、この件には批判が集中。石井紘人氏はFootball Weekly上にて「未成熟なACL」というタイトルで言及、ACLのあり方に疑問を投げかけている。

無謀、あるいは過剰なファウルプレー。さらに、「日本の地震をお祝い（し）ます」というエンターティメントとはかけ離れた横断幕。
UEFAチャンピオンズリーグは、その地域の選手は誰もが目指すブランドだ。しかし、AFCチャンピオンズリーグは、いまだその域に近づけず、かつビッグビジネスとしても成り立っていない。それも、こういった野蛮な行為が横行するゆえにではないかと感じてしまう。

　またネット上では韓国サポーターへの批判が集中。「久しぶりに擁護のしようが無いネタ来たコレ」「これ普通の国なら国際問題に発展するよ」「これは日本中でマジギレすべきレベル」「毎回ブレないなｗ」など辛辣なコメントが並んでいる。

　なお、全北からは29日付でC大阪宛に謝罪文が届いている。

■参考リンク
・「日本の大地震をお祝い」 韓国・全北現代サポーターの横断幕にＣ大阪が抗議 - 2011年9月28日

・【11/09/29】ACLで掲げられた横断幕への対応と経過について - 2011年9月29日

・【石井紘人コラム】未成熟なACL - 2011年9月29日