ミランは25日、セリエＡ第８節でナポリと対戦する。だがこの一戦で、ミランはDFアバーテ（直近に負傷）、DFヤンクロフスキー、DFチアゴ・シウバ、DFザンブロッタ、MFアンブロジーニ、FWロナウジーニョと、多くの選手を欠いて臨むこととなった。

マッシミリーノ・アッレグリ監督にとっては、まさに緊急事態と言えるだろう。特にディフェンスでは、レギュラーのＴ・シウバとザンブロッタを欠くうえに、アバーテとヤンクロフスキーも失ってしまったからだ。

だが、アッレグリ監督は緊急事態がほかにあると見ているようだ。24日に前日会見に応じた同監督は、「この数日、チームは良い練習をした。（レアル・）マドリーとの試合は別のものであって、レッスンとして、同じことを繰り返さないように役立つはずだ」とコメント。「チームは強い。勝っても負けてもね」と、自分たちへの自信を強調している。

さらに、アッレグリ監督はサンチャゴ・ベルナベウでの敗戦について、「最初の15分間がすべてを難しくしてしまった。だが、チームはチャンスもつくったし、良いプレーをしたよ。我々はナポリ戦から歩みを再開しなければいけない。素晴らしいパフォーマンスが必要となる」と続けた。

本人によると、アッレグリ監督は23日夜にオーナーのシルヴィオ・ベルルスコーニ氏と電話で話したそうだ。同監督はこのときのことについて、「彼は常にとても近くにいてくれるし、このまま仕事を続けろと言われたよ」とコメントしている。

ベルルスコーニ・オーナーのお気に入りであるロナウジーニョは、ナポリ戦のメンバーから外れて出場しないことが決まった。同選手の代役はロビーニョが務めると見られている。

一方で、アッレグリ監督は出場メンバーに関して疑問を消化していないようだ。

「何か新しいことを試すとは思わない。だが、何人かの選手は変わるかもしれないね。欠場者が多く、それも理由だ。ディフェンスは右にボネーラ、左にアントニーニ、中央はネスタと、パパスタソプーロスかジェペスだろう。セードルフかロビーニョかは決めていないが、いずれにせよトップ下は置く。セードルフもロビーニョも異なる選手たちだが、何か大きな手を貸してくれるはずだ」