全裸シーンのある演劇が再び話題に

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【韓フルタイム】で昨年11月にお伝えした、大胆なヌードシーンがある演劇『教授と女弟子』が再注目されている。

教授と教え子の禁断の愛を描いたこの作品は、主演女優がヌードになるシーンが約10分間にわたって登場する、昨年韓国で超話題となった演劇である。小劇場としては記録的な観客動員数を見せるなど、公開開始当初から良くも悪くも大きな話題を集めてきた。

だが、大胆なヌードシーンのせいで、昨年の12月ごろからいくつもの問題が発生。ある男性は公演中に主演女優のヌード姿や、性行為の演技をしている姿などをデジタルカメラで隠し撮りをしたり、また、別の40代の男性は興奮のあまり舞台に乱入する事故が発生。そして、心血管疾患を持つ50代の男性は呼吸困難に陥り病院に運ばれるなど、問題が事欠かなかった。

このような影響により、主演女優のチェ・ジェギョンは精神的、肉体的に深刻なダメージを受けたとして12月に降板することを発表し、ネット上では公演を続ける必要性について論争となっていた。結局、ソウル公演の次の巡回地である釜山公演から出演を予定していたイ・タンミが引き継ぐことになり、公演は無事に続行されることになった。

現在、韓国のネット上では、オーディションで500倍もの競争率を突破して主演を獲得したイ・タンミに大きな注目が集まっている。公演企画会社はイ・タンミについて、「ドラマ『マイガール』や『天国の階段』などに出演しており、短編映画やモデルとしても活躍する才能溢れる俳優」と紹介している。また、今月の22日から2月7日まで行われる釜山公演については、「ソウル公演よりもさらに激しく露骨な性行為を描写する」と話したことから、韓国では再び人気に火がつき、チケットの予約販売も好調な売れ行きだという。

公演企画会社は、日本をはじめ海外での開催も検討中だそうだ。来年あたり来日公演が実現するかも知れない。


参照:『教授と女弟子』舞台乱入、隠し撮り、チェ・ジェギョン入院、相次ぐ不幸…ネチズン「なぜ続ける」と非難 - カムニュース

ソウル公演 1月4日〜20日、2月9日〜31日
ハンソンアートホール
電話番号:02−2275−7103

釜山公演 1月22日〜2月7日
空間小劇場
電話番号:051−611−8518

※チケット要予約
※満19歳以上
一般:30.000ウォン(約2,400円)

(文:林由美)

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