大相撲七月場所>◇五日目◇16日◇愛知・名古屋IGアリーナ

【映像】大の里、カメラが捉えた話題の表情(実際の様子)

 前日の取組で土俵際まで押し込まれて引いてしまい、痛恨の3敗目を喫していた横綱・大の里が、この日は立ち合いから一歩も退かずに強烈な圧力をかけ続ける。相手の反撃の隙を全く与えないまま、最後は圧倒的な力で土俵の外へと押し出し、観客から万雷の拍手が送られたが、その際にカメラが捉えた表情が中継で話題を呼んだ。

 横綱・大の里(二所ノ関)が、西前頭二枚目・美ノ海(木瀬)を押し出しで下して2勝目を挙げた一番でのこと。

 前日の四日目には東前頭二枚目・豪ノ山(武隈)に押し出され、早くも3敗目を喫していた大の里。横綱らしからぬ引き腰の内容に厳しい声も上がっていたが、この日は立ち合いから違った。もろ手で美ノ海の体を激しく突き起こすと、すかさず右をのぞかせ、おっつけながら一気に前へ。美ノ海が左へ回り込んで回り込もうとする動きを完全に封じ込め、そのまま一気に押し出した。

旭道山「この顔見たら…ほら(笑)」笑顔で指摘

 引き癖を完全に修正し、連敗を阻止する貴重な2勝目を手にした大の里。しかし、注目を集めたのは、勝負が決まった直後にカメラが捉えた“表情”だった。

 勝ち名乗りを受けるために土俵下に降りた大の里。その顔がアップで画面に抜かれると、ABEMAで解説を務めた元小結・旭道山は思わず「いや今、この顔見たら分かりますが、安心した(笑)。ほらね、ほら(笑)」と笑顔で指摘。実況の舩山陽司アナウンサーが「プレッシャーを少し超えた感じの表情ですね。これが本当の顔ですか」と問いかけると、旭道山は「これがやっぱり力士、やっぱり相撲。やっぱり人間ですから顔にも出ますし、でも横綱たるもの本当はシャキッとしなきゃいけないんですけど。このプレッシャーに堪えた、安堵した顔ですから」と、重責に耐える横綱の心中を思いやった。

これで2勝3敗の大の里は六日目、勢いに乗る小結・平戸海(境川)との一番に臨む。
ABEMA大相撲チャンネル)