オリヴィア・ワイルド
 米芸能界きっての美貌を誇り、過去には英雑誌の「世界で最もセクシーな女性」ランキングで1位に輝いた俳優兼映画監督のオリヴィア・ワイルド(42)。しかし、本人は外見で評価されることに複雑な思いを抱いていたようで、そういった美人ランキングを「世界で最もしょうもない」と表現している。

 その美しさゆえか、外見で様々な噂が立つことが多いオリヴィア。今年4月にも、インタビューを受けたときの写真がネット上で爆発的に拡散され、「まるで死体のよう」などといわれて批判や憶測を呼んだ。

◆しょうもないと分かっていたけど、「私を選んでくれるの?」って

 2026年6月、ポッドキャスト番組『Call Her Daddy』に出演したオリヴィア。2009年に英男性誌『マキシム』が選ぶ「世界で最もセクシーな女性100人(Hot100)」の1位に選ばれた時の心境について次のように語った。

「広報担当者から電話があって、『あなたが1位に選ばれたけど、どうする?』と言われたのを覚えている。それが、世界で最もしょうもないことだって分かっていた。けど、高校時代から周囲に馴染めなかった自分、世間が求める美の基準を全然満たしていないと感じていた自分、あらゆる面でぎこちなく、どこかおかしいと感じていた自分、そんな私の一部がこう言っていた。『本当に? 私を選んでくれるの?』ってね」

 当時、「セクシーな女性100人」の1位という評価を受け入れることに、戸惑いがあったというオリヴィア。しかし、若いころは自身の外見や内面に葛藤を抱いていたことから、「そんな自分を選んでもらえた」とも感じていたようだ。

 さらに興味深いのは、それが女優としてのキャリアに役立ったことを彼女自身が認めていること。「おかげで次々と役をもらえて、キャスティングにつながった」と述べ、外見的な評価がハリウッドでの成功に結びついた現実も受け止めている。

 一方で、「自分自身を“一人の人間”としてではなく、他者から評価されるための“モノ”として捉えてしまっていた」「自分の価値が“移ろいやすく主観的な美の基準”に左右されてしまうのは危険」とも語り、ルックスだけで価値を測られることには強い違和感があるとも語っている。
 
「最もセクシーな女性」という“称号”に対し、感謝と批判が入り混じった複雑な感情を抱いているオリヴィア。外見による承認は、若い頃の自分にとっては大きな自信になり、一時的な満足感を与えたものの、それは「危険な承認欲求につながりかねない」と考えているようだ。

◆単なる「美人女優」ではない

 著名なジャーナリストである両親のもと、米ニューヨークで生まれ育ったオリビア。2000年代初頭に放送された『The O.C.』や『Dr.HOUSE』などの人気Vシリーズや、2010年の映画『トロン: レガシー』出演し、スターの仲間入りを果たした。

 2019年には『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で映画監督デビュー。女子高校生の友情を描いた本作は批評家から絶賛され、俳優だけでなく「有望な映画監督」としても注目される存在となった。

 美貌で脚光を浴びた若手女優は、今や「作品を通してメッセージを発信する映画監督」へ――。彼女のキャリアは、ハリウッドにおける女性の新しい成功モデルとして、多くの支持を集めている。

 俳優&映画監督としてのキャリアを両立させ、一人のクリエイターとして高く評価されているオリヴィア。ただ本人は、「外見ではなく、アイデアや創造性で評価される監督業のほうが自由を感じる」と語っている。

◆インタビューを受ける姿に「死体みたい」の声

 オリビアは出演したポッドキャスト番組で、自身の外見に関する噂や批判についても言及した。