鹿児島読売テレビ

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 指宿市の水迫畜産がホルスタインの牛肉などに「黒毛和牛」と表示した牛肉が県内6つの自治体のふるさと納税の返礼品になっていた問題です。不適正な表示のあった返礼品について、水迫畜産が「代替の商品」を寄付者に送る考えを 示していることがわかりました。

 農林水産省によると、指宿市の水迫畜産は「交雑種」または「ホルスタイン」の牛肉に「黒毛和牛」と表示したり「原産地」や「個体識別番号」を正しく表示せず販売していました。その量は27トン以上に上ります。

 問題のあった牛肉は、鹿児島市・指宿市・南九州市・姶良市の4つの自治体のふるさと納税の返礼品になっていて、4市は水迫畜産への立ち入り調査を行いました。鹿児島市のふるさと納税・シティプロモーション戦略課によりますと、4つの市が、水迫畜産に寄付者への対応を求めたところ、「代替商品」を発送するなど対応する考えを示していたことが新たにわかりました。

 13日には、水迫畜産の不適正な表示があった牛肉は、鹿屋市と枕崎市の返礼品にもなっていたことが分かりました。鹿屋市と枕崎市は17日、水迫畜産への立ち入り調査を行い寄付者の特定を急ぎ、今後の対応について検討するということです、

 今後の寄付者への対応は、大きくわけて2つ考えられます。1つがお伝えした代替商品の発送です。もう1つが寄付金の返金もあります。

 返金は簡単ではなそうです。というのも、今回、問題のあった牛肉を返礼品としていた自治体は県内6つの市で合わせて、数万件に上る可能性があります。既に所得税の還付や住民税の控除も行われているため、返金するのは現実問題、難しいということです。こちらの代替商品の発送が現実的です。

 水迫畜産は、4月10日までに農林水産省に再発防止策などを提出するよう求められています。水迫畜産の今後の寄付者への対応にも注目が集まります。