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ドリームワークス・アニメーションが生み出したアニメ映画『ヒックとドラゴン』シリーズ初となる実写版映画より、ファーストルックが公開された。シリーズ3部作で監督を務め、実写版映画に復帰するディーン・デュボアはアニメ版との違いについてや、主役に決定したキャストについて語っている。

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クレシッダ・コーウェルによる同名児童文学シリーズに基づくアニメ映画シリーズの舞台は、ドラゴンとバイキングが互いに憎しみ合い、終わりなき戦いを繰り広げていた時代。バーク島に暮らす気弱な少年ヒックは傷ついたドラゴンのトゥースと出会い、ドラゴンが恐ろしく邪悪な生き物ではないことを知る。その事実を島の人々に伝えようとするヒックとトゥースの間に絆が芽生え、その奇跡の友情と大冒険が感動的に綴られる。

デュボアは米にて、「とても本物らしく写実的なドラゴンが、彼を踏みつけて殺そうとする姿を描くのは、かなり危険度が増しています」と、実写版ならではスリリングな見どころを紹介。公開されたファーストルックでは、群衆たちの面前に立つ装備姿のヒックが切り取られている。

アニメ映画シリーズでは可愛らしく描かれたトゥースだが、実写版ではどのように蘇るのか。ヒック役は、『ブラック・フォン』(2021)『フレッシュ?! イン・ハイスクール』(2024)のメイソン・テムズが抜擢された。

デュボアはヒックについて、「世の中にいる全ての変わり者を代表していて、そういった人たちは大勢います」と称し、ヒック役のオーディションを受けた当時のテムズについて回想。「少しぎこちなさもありましたが、彼はオーディションの時に15歳だったから、脆さも感じました」と振り返る。本来なら戦うべきドラゴンと友情を育むようになった心優しいヒックとテムズを重ね合わせたようだ。

ヒックの友人アストリッド役には『ダンボ』(2019)のニコ・パーカーがキャスティングされ、アニメシリーズでヒックの父親ストイック役の声を演じたジェラルド・バトラーが続投する。

デュボアは実写版で脚本・プロデュースも兼任し、『ラ・ラ・ランド』(2016)のマーク・プラット、『バビロン』(2023)のアダム・シーゲルも製作で参加。『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(2023)のアレクサ・バータが監修する。

アニメ映画シリーズは、『ヒックとドラゴン』(2010)、『ヒックとドラゴン2』(2014)、『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』(2019)が公開され、「ヒックとドラゴン 新たな世界へ!」(2015‐2018)をはじめとするアニメシリーズや、テレビアニメ映画も複数誕生している。

実写映画『ヒックとドラゴン』は2025年6月13日、US公開予定。

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Text:Hollywood、中谷直登