およそ半数が「しなくていい」…少子化問題を抱える日韓両国に意外な“結婚観”の共通点?

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世界でもトップクラスに少子化が問題視される韓国。出生率は低下し続けており、婚姻率も低い状況だ。

【韓国】結婚したがる男性、未婚女性の10人に7人は「しなくても」

そんななかで、ひとつの統計データが公表された。

韓国統計庁が11月12日に発表した「2024年社会調査」によると、「結婚しなければならない」と答えた人は、全体の52.5%となり、2年前に行われた同調査を上回ったことが明らかになった。

なお、「どちらでもいい」という回答は41.5%、「しないほうがいい」は3.3%という結果だ。つまり韓国では、全体のおよそ半数が「結婚するべき」と考えているということだ。

ちなみに日本では、マイボイスコム株式会社がアンケート調査を行い、「結婚しなければならない」と答えたのはわずか4.2%だった。ただ、「できればしたほうがいい」の46.3%と合わせて50.5%で、結婚に肯定的といえる割合は韓国と似たような状態となっている。

(写真=Pexels)

韓国のアンケート調査に戻ろう。

調査結果を男女別に見ると、男性は58.3%が「結婚するべき」と答えて、女性の回答よりも11.5%も高いことがわかった。また、結婚しない理由としては、「資金不足」が31.3%と最も多く、「出産および養育の負担」が15.4%、「雇用が不安定」が12.9%という結果だった。

オンライン上では「結婚しない理由の多様化が進んでいる。もはや結婚しないことが恥ずかしい時代は終わった」「結婚して幸せな人がどれくらいいるのか周りを見てみろ」「結婚とか気にしないほうがいいよね」など、多くの意見が寄せられた。

結婚が当たり前とされる時代は終わった。しかし、どうにかしなければ少子化問題の解決は夢のまた夢だ。