「完璧主義者なんだろう」 5cmのズレも見逃さない大谷翔平…同僚投手が気づいた“痕跡”
アレックス・ベシアが米番組で明かす
ドジャースの大谷翔平投手は、昨秋に右肘の手術をしたことで、移籍1年目のシーズンは“二刀流”を封印し、打者に専念。史上初の50本塁打&50盗塁の「50-50」を達成するなど打撃でチームを世界一へと導いた。来季は二刀流としての復帰が期待される中、同僚左腕は、シーズン中に垣間見た“投手・大谷”の姿について語っている。
米ポッドキャスト番組「ザ・クリス・ローズ・ローテーション」に出演したのは、救援としてチームを支えたアレックス・ベシア投手。司会からの「大谷が投げているのを見て、何か違うところはありましたか?」という問いに、「ウェイトルームでの姿やキャッチボールなど、すべてが違うんだ。すべてが特殊で彼に合わせて調整されている」と答えている。
ベシアは、「彼にまだあまり質問をすることができていない……。なぜなら25分くらい話をして彼のルーティンや自分のルーティンを遅らせたくないからね」としながらも、「でも彼の地面の使いかたがユニークなんだ。キャッチボールが終わると、後ろの足と前足が着地した場所にくぼみができる。彼の場合は毎回毎回、同じ場所なんだ」と同じ投手として着目。「完璧主義者なんだろうね」と、感心した。
続けて「毎回そうなんだ。初めてマウンドから降りた時、みんながビデオで撮影していたのだけど、彼に『感触はどうだった?』と聞いたら『久しぶりのマウンドだったから斜面から2インチ(約5センチ)ずれてた』と言ってた」とその完璧主義者ぶりを示すエピソードを披露した。
また大谷の普段の姿を引き合いに、「彼は偉大だよ。彼の本当の姿はなかなか分からないよね。隣に座ってアニメを観たりジョークを言ったり、笑うのが好きだったり、本当に素晴らしいチームメートなんだ。今年そういうことがわかった」と、その人柄について語ったベシア。
最後は「彼とは(過去に)何度か対戦したことはあったけど、チームメートとしての彼のことは知らなかった。いい評判は聞いていたけどね。今年個人的に彼を知ることができたのは最高だった」と嬉しそうに話していた。
(THE ANSWER編集部)