平競輪場

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 「レース記者コラム 仕事・賭け事・独り言」

 自分にとっての今年のシーズンは阪神タイガースの終戦とともに終了した。そう10月13日のクライマックシリーズファーストステージ第2戦。しかも第3戦のチケットを持っていたし、何より岡田監督の最後の試合だった…。「おかだーおかだーおっかだ」って最後に岡田さんのコンバットマーチを歌いたかった…。正直野球はテレビで見る方が見やすいと思っている。でも現地の臨場感というかあの雰囲気は格別なものがあるし、ビールが一番おいしく飲めるのは球場だと思う。(異論は認めます)

 元々は競馬が大好きで、関東でやるG1は絶対に現地観戦をしていた。しかも指定席を取らずに、立ち見で見ていた。(本音は席代をケチっていただけだけど)。でもあのレース前の静寂から、ファンファーレが高らかに鳴り、ゴール直前の大歓声。鳥肌が立つ。絶対に現地しか味わえない。これは自分が担当しているボートや競輪にも言える。ボートのエンジン音。自転車が颯爽に走る姿。映像で見ているのとはまったく違った。特に競輪の選手が必死にもがいている姿には少し感動を覚えた。だからこそ現地観戦をオススメする。どこまでいってもギャンブルはギャンブル。でもギャンブルだけじゃない人間が必死に戦っている姿を生で見てみてほしい。(関東ボート、競輪担当・斎藤諒)