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 ドジャース大谷翔平投手(30)が大リーグ史上初の「50―50(50本塁打、50盗塁)」を達成した際の50号記念ボールを落札した投資会社「UC Capital」が25日、声明を発表した。

 同社は「この歴史的な50本塁打の記念ボールは、世界中の多くの野球ファンにとっての聖杯であり、そのために私たちはこの歴史的な価値を持つ野球を台湾に持ち帰り、歴史の一瞬を共有することを誇りに思っています」と大谷の50号記念ボールを落札した喜びを表現。そして「私たちは台湾と日本の機関と協力し、公益展示を計画することで、ファンが間近でその輝きを目にする機会を提供することを喜んでいます」と将来的な公益展示を示唆した。

 「UC Capital」は2008年創業、従業員数は35人ながらコンピュータープログラムトレーディング戦略を駆使し、台湾では株式のデイトレード市場などで屈指の企業だという。

 台湾メディア関係者によると、台北ドームにボールが展示される可能性が高く、来年3月には大谷の古巣・日本ハムが台湾で交流試合を行うことが決まっている。

 米競売会社ゴールディンのケン・ゴールディン代表は同日に、落札したのは「野球と大谷翔平を愛する台湾にある企業」だと発表。さらに、落札企業について台湾テレビ局「FTV」など地元メディアは台湾のランドマーク「台北101」に本社を置く投資会社「UC Capital」の可能性があると報道していた。

 声明全文は以下の通り。

優式資本(UC Capital)は、投資業務に専念すると共に、企業の社会的責任も果たしています。この歴史的な50本塁打の記念ボールは、世界中の多くの野球ファンにとっての聖杯であり、そのために私たちはこの歴史的な価値を持つ野球を台湾に持ち帰り、歴史の一瞬を共有することを誇りに思っています。

私たちのAIシステムは、世界中でコレクションに値する対象を継続的に収集し、計算しており、美しいものを保持しています。将来的には、大谷翔平が世界の野球に与える影響力はますます高まっていると信じていますので、この決定は意義深いものであると確信しています。

私たちは台湾と日本の機関と協力し、公益展示を計画することで、ファンが間近でその輝きを目にする機会を提供することを喜んでいます。台湾の野球の発展を促進するだけでなく、世界に台湾を知ってもらえるようにもなればと思っています。