日テレNEWS NNN

写真拡大 (全5枚)

マレーシア西部で24日、日本人観光客11人が乗ったバスがトレーラーに衝突する事故があり、日本人女性1人が死亡しました。

   ◇

7日間のマレーシア縦断ツアー、4日目でした。日本人観光客11人を乗せたバスが、高速道路で事故を起こしました。地元消防局によると、バスがトレーラーの後ろに衝突。フロントガラスは大きく割れ、車体もひしゃげています。

地元消防局によると、この事故で73歳の女性が亡くなっていて、ほか10人がケガをして、うち4人は骨折などの重傷を負い入院したということです(入院 男性1人、女性3人/JTBによる)。また、現地ガイドと運転手もケガをしました。

25日午後2時ごろ、ツアーを主催したJTBは、会見を開きました。

JTB 山北栄二郎代表取締役
「旅行を企画した会社として誠に申し訳なく、心より深くおわび申し上げます」

JTBによると、ツアーバスは7日間のツアーの初日から乗り続けているバスだといいます。

JTB ツーリズム事業本部長
「当日はペナンというところを出発をいたしまして、キャメロンハイランドというところまで向かう道中でした」

ペナンとは、マレーシア西部にある観光地。事故前日のツアー3日目に立ち寄った場所で、マレーシア随一のリゾートとして知られ、美しい夜景も楽しめる観光地です。

このペナンの南東にあるのがキャメロンハイランド。マレーシア中部にある高原リゾートで、避暑地としても人気のスポットです。

ツアーの日程表によると、5日目に広大な茶畑を観光する予定となっていましたが、ツアー4日目の日本時間24日午後3時前、バスがペナンからキャメロンハイランドに向かう途中、ペラ州の高速道路で事故にあったということです。

JTB 山北栄二郎代表取締役
「事故が発生したと参加したお客様より当社緊急連絡先に一報が入った。お客様、非常に混乱された状態で、何らか衝突があって、ケガをされた方もいるというような通報だった」

ドライバーについては…

JTB 山北栄二郎代表取締役
「ドライバーが1人で運転できる制限距離が決まっておりまして、1日500キロがマックスです」

JTBは事故当時、運転手の健康状態は良好で、日頃の勤務態度も問題なかったと報告を受けているとしています。

現地当局が事故の原因を調べています。