約2年ぶりの日韓戦もあまり意識せず…韓国女子代表指揮官「あくまで両国代表の試合」

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 韓国女子代表を率いるシン・サンウ監督と主将のMFイ・ヨンジュが、なでしこジャパン(日本女子代表)戦の前日会見に出席した。

 26日に「MIZUHO BLUE DREAM MATCH2024」でなでしこジャパンと韓国女子代表の対戦が予定されており、試合は14時20分キックオフを予定。『国立競技場』で開催され、 試合の模様はTBS系列において全国ネット生中継されることとなっている。なお、なでしこジャパンと韓国女子代表の対決は2022年7月19日以来となる。

 今月10日に韓国女子代表に就任したばかりのシン・サンウ監督はなでしこジャパンとの一戦に向けて「非常に準備期間が短かったですが、最大限準備してきたつもりです。明日はいい結果が出ることを期待しています」と語った。

 また、主将のイ・ヨンジュも「相手が日本ということで、非常に素晴らしいチームということはわかっています」と敬意を示しつつ、「監督の言う通り、短い時間ではありましたが、日本チームについて分析をしてきて、それを土台にして、しっかりと準備したいです。明日の試合では学ぶべき点もあると思いますが、私たちのサッカーをしっかりと皆さんにお見せしたいと思っています」と意気込みを口にした。

 約2年ぶりの日韓対決となることにシン・サンウ監督は「日韓戦の意義についてですが、特に大きい意義があるとは考えていません。あくまで、両国の女子代表の試合です。そこに大きな意味を私は見出していません」と特別意識していることはないことを強調。そして、イ・ヨンジュも対戦相手ではなく、試合に勝利することが大事だと言及した。

「まずサッカーをする上で、相手が日本でも中国でも選手にとっては特に重要ではありません。試合に集中して勝利することが選手にとっての目標です。新しい監督が就任しましたので、一試合ずつ、韓国チームの色をさらにつけていきたいと考えています」

 なお、指揮官が交代したばかりの韓国女子代表だが、なでしこジャパンも池田太監督が退任してから後任は決まっておらず、この一戦はかつて約8年間に渡ってなでしこジャパンを指揮した佐々木則夫氏が監督代行を担当することが明らかになっている。

 そんななでしこジャパンの印象についてシン・サンウ監督は「日本代表監督がまだ決まっていないことは知っていますが、選手リストを見ても海外組が非常に多く、これからわかる通り、非常に技術力の高いチームと分析しています」と明かしながら、明日の戦いで重要な点について次のように語った。

「技術力の高いチームに対し、組織的なプレーで対抗しようということで、そのトレーニングを積んできました。明日の試合はおもしろい、素晴らしい試合になると思います。日本の選手がどのようなプレーを見せてくれるのかも楽しみですし、韓国の選手がそれに対してどのように対抗するかも期待しています」