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フォルクスワーゲン初のファン・ミーティング開催

誰もが知っている輸入車ブランドのひとつ、ドイツのフォルクスワーゲンは、ビートルの愛称で知られるタイプ1や、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインとパッケージングを手がけたゴルフのような、世界的ベストセラーカーを数多くリリースしてきた。

【画像】初開催となったフォルクスワーゲン・ファン・ミーティングの模様 全138枚

現在も8代目のゴルフが新車で販売されており、累計生産台数が2152万9464台に達したといわれるビートルもまだまだ現役として元気に走り続けている。


9月28日にフォルクスワーゲン・オーナーを対象とした『フォルクスワーゲン・ファン・ミーティング』を初開催。    平井大介

去る9月28日に東京都江東区にあるサイタブリア・ベイパーク・グリル・アンド・バーで開催された、フォルクスワーゲン・オーナーを対象とした『フォルクスワーゲン・ファン・ミーティング』にも、ビートルをはじめとする歴代モデルが計16台参加。オーナーの熱さ、名車の多さ、歴史の長さ、モデルバリエーションの豊富さを改めて実感することができた。

現在、フォルクスワーゲンは”ピープルズカー”というブランドの原点に立ち返り、ユーザーの日々の生活や人生に寄り添い、多様なライフスタイルを支えるブランドとして幅広い人々から愛される”ラブ・ブランド”を再構築する取り組みをグローバルで展開している。

日本においてもフォルクスワーゲン正規輸入70周年を迎えた昨年から、さまざまなイベントやキャンペーンを実施。初開催となった今回の『フォルクスワーゲン・ファン・ミーティング』も、その一環として実施されたのであった。

愛車の写真を投稿したファンから16組を招待

ユーザーとの交流をより深め、より良いブランドにすることをテーマとして開催された『フォルクスワーゲン・ファン・ミーティング』は、参加者を募集する段階からフォルクスワーゲン・オーナーとのコミュニケーションを図っていた。

というのも、開催に向けフォルクスワーゲン・ジャパン公式インスタグラムで参加者を募集し、愛車の写真を投稿した約1000名のユーザーの中から、抽選で16組(16台)をイベントに招待したのだ。


フォルクスワーゲン・ファン・ミーティングには抽選で選ばれた16組(16台)が参加。    平井大介

当日は、最初のプログラムとして、参加者全員がSNSに投稿した愛車の写真を見ながら思い出深いエピソードやこだわりのポイントなどを披露する『マイ・フォルクスワーゲン・ストーリー』を実施。数多くのユーザーが、フォルクスワーゲンらしくロングドライブを満喫していることがわかった。

ランチタイム後に、スマホで撮れる愛車撮影ワークショップが行われ、人と乗り物の新しい関係性を模索するオンラインメディア『noru journal』のスタッフが、ワンランク上の写真を撮るテクニックを紹介。実際に新型Tクロスを参加者が撮影した。

そして『フォルクスワーゲン・ファン・ミーティング』初開催を記念し、フォルクスワーゲン・ファンの愛称を決定。事前に参加者から寄せられた案を最終的に3つに絞り、参加者の多数決で『VWer(ヴィーワー)』が選ばれた。

参加者全員がメッセージを書き込むための寄せ書きも用意され、充実したコンテンツを楽しむことができた。

ブランドディレクターのブッシュマン氏も参加

8月1日付けでフォルクスワーゲン・ジャパンのブランドディレクターに就任したイモー・ブッシュマン氏が参加し、ユーザーたちに挨拶しつつ、イベントの感想や今後についてこのようにコメントした。

「アイコニックなモデルであるビートルで若い頃に運転を習ったこともあり、今回参加してくださった一台一台に対して私も思い出があります。以前は定期的にこのようなイベントを開催していましたが、コロナ禍もあってストップしていました。


フォルクスワーゲン・ジャパンのブランドディレクター、イモー・ブッシュマン氏。    平井大介

今後どうするべきか、変えられるところはないか、といったことを皆さんから学ぶ場となりますので、フォルクスワーゲン・ブランドを発展させるために継続的に実施していきたいです。皆さんから、いいストーリーが聞けました。女性がSUVに乗るのはステキなことですし、アウトドアやロングドライブなど、すべてを楽しんで頂いていることを嬉しく思います」

『マイ・フォルクスワーゲン・ストーリー』では、「2年間で3万9000km走り、次のクルマでも半年で1万2000kmを走破」、「静岡在住だが今夏に四国と山形に行き、次は出雲か鳥取が目的地」、「来年九州に行くと全国制覇」、「今回のために大阪から来た」といったような、ロングドライブに関するエピソードがたくさん語られた。

そしてイモー・ブッシュマン氏は、「フォルクスワーゲンのイベントでいい時間を過ごし、ファミリーとして楽しんでいきましょう」とコメント。今後も”ラブ・ブランド”が加速していくことだろう。