2021年にスタートした「ケロケロ見聞録」。今月から少しスタイルを変えてお届けします。そこで改めて"自己紹介"してみたいと思います!

この企画を担当しているのは、九州大学の学生団体「medien−lien(メディアン・リアン)」です。私たちは「想いをクリエーティブにのせてメディアで発信する」という思いのもと、ラジオ番組の制作やnoteなどのSNSを運営したり、イベントを企画したりしている団体です。

活動の中で特に大きな比重を占めるのは、ラジオ番組「ケロケロ見聞録」(ラブエフエム国際放送)の制作です。コンセプトは「"井の中の蛙大海を知らず"になりがちな大学生が、今に目を向け、耳を傾け、そこで出会った新しい価値観について話し合いながら、リスナーの皆さんと価値観をアップデートしていく」というものです。

子育て、選挙、音楽、キャリア、商店街など、毎月さまざまなテーマを取り上げて、大学生ならではの視点でトークしたり、ゲストの方をお呼びして話を聞いたり…。聴いてくれる方の「価値観のアップデート」を起こすことを目指して日々番組制作に励んでいます!

今回は、10月6日の放送分について紹介します!

出演者は、九州大学文学部3年のめい、人間環境学府修士1年のしおり、共創学部1年のハルの3人。

テーマは「オフこそコミュニケーション!〜少し話してみませんか?〜」です。

この話題を選んだ理由は、メンバー内で「大学生になって、友だちと授業以外で接する時間が減り、仲を深めるのが難しい」という意見が多く聞かれたから。高校生までのように、クラス単位で動いたり、同じメンバーで過ごす時間が長かったりすることが少なくなって、戸惑いを感じている1年生もいました。

そこで今回の放送では、学校の授業や会社の業務ではない時間のコミュニケーションを指す「オフコミュニケーション」を取り上げ、トークしました!

突然ですが、皆さんは学校や職場の人との「何げない会話」は必要だと思いますか。それとも必要ないと思いますか。例えば、一緒にランチをしておしゃべりをしたり、終業後に飲み会に行ったり…。そうした気軽な会話をする機会は、コロナ禍を機にオンライン会議やリモートワークが増えたことで少なくなっているのかもしれません。

だからこそ、オフコミュニケーションの重要性をどこかで感じている人は、きっと多いのではないでしょうか。オンラインでのやりとりが盛んになった今だからこそ、オフコミュニケーションについて考える意味がきっとあるはずです。

「大学生は何のために飲み会に行く?」
「出演者3人は、これまでどんなオフコミュニケーションをしてきた?」
「大学生が実際にやってみたいオフコミュニケーションって何?」
…などなど、オフコミュニケーションに関するトピックについてトークしました!

中でも印象的だった意見があります。

それは「オフコミュニケーションが『必要』というよりは『もっと取りたい』と感じる」との声。

「食事会がないとプライベートな一面がなかなか分からず、オンの場でもやりとりがしづらいと感じる」

また、そのための対策として…

「オンの場の中で、オフな話題を出してみる」
「意識的に誘わずとも、自然とオフコミュニケーションが生まれる環境づくりをしてみる」

…という意見も出ました。

皆さんは、オフコミュニケーションについてどのように考えますか?

今月の「ケロケロ見聞録」が考えるきっかけになれば幸いです!

最後に、番組制作に関わり、出演もしたハルに今月放送への思いを文章にしてもらいました!

★ハルの思い

このテーマが生まれたきっかけは「大学生から見た"飲みニケーション"に焦点を当てたい」という意見です。

飲み会離れが進んでいると言われるZ世代。そんな私たちが「コミュニケーションの場としての飲み会」とどのように関わっていけばよいかを考えてみたい!という思いが出発点にありました。

しかし、大学生のコミュニケーションの場は飲み会だけではありません。かくいう私や1年生のメンバーも飲み会には参加したことがなく、飲み会に対する解像度がとても低い状態でした。

コミュニケーションの場について話し合っているうちに、メンバーの中から「大学生になってから友達と授業以外で接する時間が減り、友だちと仲を深めるのが難しいと感じる」という意見が出ました。

そこで飲み会の「オンではないコミュニケーションの場」という意味を含む「オフコミュニケーション(業務以外での会話)」というテーマに落ち着きました。

私が収録で学んだことは、オフコミュニケーションにおける心配りの大切さです。

「話す場所はここでいいかな?」「この話題って掘り下げていいの?」「この質問は大丈夫?」

たとえ「オフ」の場であっても、相手への配慮を忘れないようにしたいです!

SNSが普及し、人と多くの時間を共有せずとも生きていけるようになった現在。そんな今こそ、オフコミュニケーションに注目し、人と話すことが大切なのかもしれませんね。

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少しでも「ケロケロ見聞録」が気になった方は、毎月第1日曜の放送をチェックしていただけるとうれしいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!(ライター・ちひろ)