セイコーウオッチは10月1日、「プレザージュ」ブランドの新作機械式腕時計として、永く愛用できるもの作りを目指す日本のブランド「ポータークラシック」とのコラボレーション数量限定モデル「SART005」を11月9日に発売すると発表した。価格は税込310,200円。限定数は500本(うち国内250本)。

ポータークラシックとコラボしたプレザージュ新作。初代ローレルを彷彿とさせるクラシックなフォルム。黒琺瑯の美しさにも期待

ポータークラシックは、永く愛用できるもの作りを目指し衣類カバンを手掛ける日本のブランド。今回のコラボ新作時計では、日本の美意識の体現をうたうプレザージュとの共通のコンセプトとして「日本のクラシック」というキーを見出した。

セイコーミュージアムの初代「ローレル」。ローレルが登場した大正初期、懐中時計が一般的だった時代ということで、懐中時計にそのままストラップを装着したような見た目が特徴的

新作時計「SART005」のデザインソースに選ばれたのは、1913年、国産初の腕時計として完成した「ローレル」だ。SART005はこの初代ローレルのフォルムを踏襲し、懐中時計のような独特のプロポーションを再現。インデックスのアラビア数字も、オリジナルの書体を忠実に再現している。ダイヤルは初代「ローレル」と同じく、琺瑯(ほうろう)を採用している。本作の黒琺瑯は、琺瑯職人の横澤満氏の卓越した技によって一枚一枚作られたものだそう。





この見た目だが実は中3針。オリジナルではスモールセコンドがあった位置に24時間表示のサブダイヤルを配置している

ムーブメントは6R5Hで、ケースは35mm径の12.3mm厚。また、初代ローレルはスモールセコンドモデルであったが、SART005は中3針で、その代わりに文字盤の6時位置には24時間表示のサブダイヤルを配置している。裏ぶたは密閉性の高いスクリュー式で、ポータークラシックの創業当時のロゴと限定数のシリアルナンバーがマーキングされる。

ほか、ストラップはコードバン製の引き通しストラップを専用に開発。標準装備の黒と付け替え用の茶のストラップが付属する。化粧箱も特別で、桐箱をベースに、ポータークラシックの世界観を黒塗りで表現した特製の重箱仕様ボックスとなっている。

裏ぶたには、ポータークラシックの創業当時のロゴと限定数のシリアルナンバーがマーキングされる

重箱仕様の特製ボックス。日本古来の「重ね」の文化を取り入れたという二段の重箱仕様で、腕時計と付け替え用ストラップをそれぞれ収納することができる

SART005の主な仕様は以下の通り。

販売はセイコーフラッグシップサロン、セイコードリームスクエア、セイコーブティック、セイコーウオッチサロンおよびポータークラシック全店および同ECにて。