大谷翔平は「５４―５８」で打率３割１分 残り１試合に逆転�爛潺薀�ル３冠王�瓩�ける
ドジャース・大谷翔平（３０）がラスト試合に打撃３冠王をかける。２８日（日本時間２９日）のロッキーズ戦（クアーズフィールド）の初回、センザテーラのスライダーを弾き返した。打球速度１７９・１キロの矢のような一撃が右翼頭上を越えてフェンスを直撃し、打球が速すぎてシングル安打となった。さらに６回の第４打席ではクリスウェルから右前打を放つと、続くベッツの３球目でスタート。捕手の送球が投手の背中に当たってボールがそれるラッキーもあり、３５回連続成功の５８盗塁とした。
５回の盗塁が「幻」となる不運もあった。四球で歩き、完全にバッテリーのタイミングを盗んで二塁を陥れたが、試合終盤になってセンザテーラのボーク判定が発表され、大谷の盗塁も取り消しに…。「５４―５９」が「５４―５８」に減った。
ドジャースは１８安打の猛攻で１３―２と大勝し、大谷は５打数２安打、１盗塁で打率３割１分。打率トップのアラエス（パドレス）はこの日の出場はなく、打率３割１分４厘。両チームとも２９日（同３０日）が最終戦。アラエスが出場しない可能性もあり、不利な状況は変わらないが、不可能を可能にしてきたのが大谷。ミラクル３冠王をかけた最後の打撃に臨む。
