ボデ・グリムトに復帰したペッター・ハウゲ photo/Getty Images

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ヨーロッパリーグの方も新レギュレーションとなるリーグフェーズ制がスタートしたが、先日行われたリーグフェーズ第1節ではちょっとしたサプライズもあった。

ノルウェーのボデ・グリムトがポルトガルの名門FCポルトを3-2で撃破したのだ。それもボデ・グリムトは51分に退場者を出して1人少なくなったのだが、最後まで攻撃の手を緩めなかった。

このゲームで決勝点を含む2ゴールを挙げたのは、フランクフルトからレンタル移籍中のノルウェー代表MFイェンス・ペッター・ハウゲ(24)だ。

同選手にとってボデ・グリムトは古巣であり、2020年にはリーグ戦で18戦14ゴールとブレイク。その活躍からイタリアの名門ミランへ移籍することになったのだが、ミランとその後移籍したフランクフルトでは目立った成績を残せなかった。



そこで古巣ボデ・グリムトにレンタルで復帰することになったのだが、悪い判断ではないだろう。近年のボデ・グリムトは2021-22シーズンにカンファレンスリーグでASローマを6-1で粉砕するなど、欧州で印象的な結果を出している。国内リーグでも首位を走っており、連覇へ向けて視界は良好だ。

ノルウェーといえばマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランド、アーセナルMFマルティン・ウーデゴーが有名だが、夢のワールドカップ出場へ国内クラブの成長も欠かせない。ペッター・ハウゲがボデ・グリムトで自信を掴めたならば、それはノルウェー代表にとってもポジティブなものとなる。

ボデ・グリムトとしてはヨーロッパリーグ決勝トーナメントへ進みたいところだが、ポルト撃破の実力は本物か。