円買い先行も続かず、ドル相場は凪状態　米雇用統計発表控えて＝ロンドン為替

　ロンドン序盤は、円買いが先行。ドル円は東京朝方の143.45近辺を高値に売られ、ロンドン朝方には142.06レベルと大台割れ目前まで下落した。欧州株や米株先物・時間外取引が軟調に推移し、米債利回りが低下したことなどに反応した。ただ、その後っは米雇用統計発表を控えてポジション調整が入っている。ドル円は143円手前水準まで反発している。

　クロス円も同様の動き。ユーロ円は159.40近辺を高値に157.92レベルまで安値を広げた。その後は158.85近辺まで反発している。ポンド円は189.09近辺を高値に187.26近辺まで安値を広げた。その後は188.30近辺まで反発している。

　ドルストレートは様子見ムードが強く、凪状態。ユーロドルは1.1107-1.1121までのレンジ。ポンドドルは1.3160-1.3193までのレンジにそれぞれとどまっている。米１０年債利回りは３．７３％付近から３．６９％台まで低下したが、ドル相場の下落の動きは続いていない。

USD/JPY　142.88　EUR/USD　1.1109　GBP/USD　1.3174
EUR/JPY　158.73　GBP/JPY　188.25