途中出場から抜群の存在感 photo/Getty Images

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2024明治安田J1リーグ第27節で湘南ベルマーレと対戦した柏レイソル。53分にマテウス・サヴィオと細谷真大の絶妙な連携から先制すると、76分には戸嶋祥郎のクロスを木下康介がうまく合わせ追加点を獲得した。後半ATにPKを決められるも、2-1で柏が貴重な勝ち点3を手にした。

この試合、サヴィオと細谷の連携も素晴らしかったが、途中出場した戸嶋と木下が得点に絡んだ点も大きい。データサイト『Opta』によると、柏は今シーズンのリーグ戦で8ゴールを途中出場の選手が決めており、これは浦和レッズの11ゴールに次ぐ記録になっているという。

さらに注目なのがそのうちの7ゴールを木下が決めているという点だ。木下は今シーズン、リーグ戦で9ゴールを決めているがそのうちの7ゴールが途中出場時となっている。途中出場からの7ゴールは今シーズンのJ1最多となっており、まさに最強の切り札として素晴らしい数字を残している。

柏は[4-4-2]のフォーメーションを採用しており、2トップの選手層は豊富で組み合わせによって色が変わるのも魅力の1つだ。湘南戦は小屋松知哉と細谷の2トップという組み合わせだったが、ベンチには木下、垣田裕暉がおり、豊富な人材が前線に揃っている。

相手によって組み合わせを変えたりできることは柏にとっては大きな武器となっているが、さらに木下が途中出場から圧巻の記録を残していることで柏の攻撃に厚みをもたらしている。