漫画『幼馴染とはラブコメにならない』に登場するヒロイン『月見るな』を解説【ニコニコ大百科出張所】

2024年7月26日 15時30分

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文／NFTPG83

月見るな（ツキミルナ）

月見るなとは、漫画『幼馴染とはラブコメにならない』に登場するヒロインの一人である。

概要

初登場は第12話「妹キャラでもラブコメにならない」の2ページ目。

通称「るなこ」で、あまり本名の血縁者以外で「るな」だけで呼ばれるシーンは無い。

主人公界世之介ことえーゆーの地元に5年ぶりに帰ってきたところでえーゆーとの再会を喜ぶシーンが初登場だった。

翌年にえーゆーと同じ高校を受験することから、界家に居候することとなり、図らずも同居することになるところがこの話の肝となっている。

受験生ということからもわかるように、えーゆー達より学年は1つ下で、えーゆーの事は「お兄ちゃん」と呼んで実の兄のように慕っているが、実際にはそれ以上の感情も持ち合わせている。

周囲からはふわっとした性格のように見られているところも多いが、実際には幼ラブヒロインズの中では一番精神年齢は高く、行動の一つ一つは必ずしも実年齢と一致しない。
ナイチンゲールに憧れており、将来は医師免許を取って医療関係の仕事に就く事を目指しており、学業成績はトップクラス。

さらに、家事全般も非常に得意で、料理に至っては母親に習ったということであるが、玉子を片手で割れるくらいに非常に上手。おでんの具には大根は欠かせないなどの拘りもあるらしく、さらに食事マナーもめちゃくちゃ丁寧である。

幼少期は身体が弱く、えーゆーとの出会いも病気で入院していた時に偶然近くの病室で入院していたえーゆーと一緒に遊ぶようになった事からであった。

世之介が“えーゆー”と呼ばれるようになった事に関しては、るなことの入院生活の日々が非常に深く関わっているが、その経緯については6巻のオマケ漫画にて明かされている。

68話でえーゆーたちの高校に無事合格、73話で正式に入学し、初期から一定していた髪型もツインテールから少し長めの髪が目立つように結う位置を変えた。

しかし、成績優秀であったことから入学早々にしてカンボジアへの留学が決定し、98話目でその事実をえーゆーに伝えると、99話目で涙に暮れるえーゆーに再びキスをして、帰国したら必ずふり向かせると伝え、カンボジアへ医療留学へと旅立っていった。

111話では、カンボジアでの留学中の様子が明かされ、まだ高校1年でありながら、カンダール州の病院で本格的に助手として働いている様子が描かれ、周囲からも一目置かれる存在となっていることが伺える非常に優秀なスタッフとして活躍している。

世之介との関係

上記の通り、幼少期の入院生活で一緒になった事から、えーゆー自身も実の妹のようにるなこの事を大切に思っている。

一方、るなこ自身は兄のように慕う一方で、きちんと男性として意識していることが伺える場面が多々あり、55話では他のヒロイン達が全員集結するクリスマスパーティの終盤で、誰よりも早く抜け駆けをして「今日だけは幼馴染のままでいたくない」と、少々強引ながらも、えーゆーとのクリスマスデートを楽しみ、さらにデートの最後には自ら口づけを交わしている。