EUROでロナウドと自撮りの乱入少年、罰金なしの警告だけで解放…父は「UEFAは見て見ぬふりをした」
EURO2024のグループステージ突破を決めたポルトガル代表。
22日のトルコ戦では試合中のピッチに複数のファンが乱入し、クリスティアーノ・ロナウドがひとりの少年と写真撮影に応じたことが話題になった。
『Bild』によれば、2メートルの高さから飛び降りてピッチに無断侵入した10歳の少年は、こう話していたそう。
「夢が叶いました。ロナウドと写真が撮れたんです。Tシャツにして、部屋に飾りますよ。
(一緒に観戦した)父にはトイレに行くと伝えたんです。
試合前はすでに興奮して震えていましたが、あの瞬間はもはや違いました。ひたすら彼に向かって走りました。あれは人生で一番勇気がいることでした。
父は1月にチケットを手入れていました。その後、僕はみんなに走ると宣言しました。父もクラスメイトも(サッカーチームの)チームメイトのほとんども信じてくれませんでした。
彼(ロナウド)はニヤリと笑っていました、僕が走っていくのが分かっていたので。僕らは話しはしませんでした。間近で見るとテレビとはちょっと違いました。顔が細かったです」
4歳からサッカーを始めたという彼はロナウドの大ファン。警備員に確保された後、父と一緒にスタジアム内の派出所に連れて行かれたものの、終了までスタンドに戻ってはいけないと警告されただけで解放されたとか。
多額の罰金処分を科される可能性があったものの、警告だけで済んだようだ。
父親は「UEFAは見て見ぬふりをした、息子はとても小さいので」と話しており、少年はまた同じことをするかと聞かれると「大金を支払わなければいけないので怖すぎる」と語っていたそう。