Image: ギズモード・ジャパン / YouTube

ここ40年でもっとも激アツな進化が、ノートPC界に起きてます。

みなさんはどんな基準でノートPCを選んでいますか? スペック、デザイン、重量などなど。人それぞれ自分なりの推し要素があって、いつだってノートPC選びは悩ましいですよねぇ。

でも、今年のノートPCのラインナップは一味違うんです。なぜなら、AI PC(エーアイピーシー)と呼ばれる次世代の頭脳をもったノートPCが登場したから。

まずはAI PCとは何なのかを簡単に説明させてください。

AI PCってどんなもの?

ざっくり説明すると、NPUを搭載した高性能なノートPC=AI PCです。NPUとはNeural network Processing Unitのことで、CPUやGPUのように演算処理を行なうパーツです(名前も似てる!)。GPUがグラフィックに特化したパーツであるのと同様に、NPUはAI処理に特化したパーツなんです。

Image: Intel

インテルが2023年12月に発表した新しいプロセッサー「Core™︎ Ultraシリーズ」は、このNPUが強化されているのが大きな特徴。AI処理を想定したPCだから、AI PCと呼んでいるわけですね。

「じゃあChatGPTや画像生成がノートPC上で使えるってこと?」と、こう思った人もいるかもしれません。たしかに今AIといえばこれらが有名ですが、ここがちょっとややこしくてですね…。

惑わされてはいけない、AI PCの現状

ChatGPTや画像生成サービスは、AIの中でも生成AIと呼ばれるジャンルです。たとえばChatGPTで画像を作る際に「空飛ぶ猫の画像」などと入力すると、このオーダーはクラウドにあるサーバーに送信されます。サーバーは「空飛ぶ猫の画像」を生成し、完成した画像を僕たちのPCに送信してくれる、というのが一連の流れ。

この画像も画像生成AIで作りました。

つまり、実際に画像を生成する複雑な処理は、PCではなくクラウド側が実行しています。本来、画像生成を行なうには高いスペックが必要なのですが、クラウドにお願いすることでどんなPCでもスペック関係なく猫ちゃんが生成できるわけです。ネット環境さえあればOK!

じゃあなぜAI PCが必要なのか?

結局ネットに接続する必要があるなら、AI PCやNPUってどんな時に役に立つの? そう疑問に思うかもしれませんが、その答えはこれからくる未来にあります。続きは動画で解説していますのでぜひご覧ください。見終わった頃には「AI PCってそういうことかぁ」と賢くなっていること間違いなし!

インテルのCore™︎ Ultraシリーズは、ここ40年で最大の転換と言われるほど大幅に構成が変わりました。いわばAIを使うための下準備はしっかり整えてある状態。コンテンツやソフトウェアが充実すれば、それこそワードやエクセルと同じような感覚でAI機能を使えるようになるかもしれません。

オススメAI PC8選

最後に、動画内でご紹介しているオススメAI PC8選をまとめました。仕事や学校生活で数年間ノートPCを使う予定なら、この中から選んでおけば間違いないです。

Acer Swift Go 14

Image: エイサー

Acer(エイサー)が展開する「Swift Go 14」。

・2.5K Webカメラ+A処理で高画質な会議が可能

・指紋認証センサー搭載で高セキュリティ&便利

・Core™︎ Ultra 7 RAM 32GB、または Core™︎ Ultra 5 RAM 16GBの2つのラインナップから選択可能

Dell Inspiron 13

Image: Dell

Dell(デル)が展開する「Dell Inspiron 13」。

・指紋認証でセキュリティとスマートさを両立

・Thunderbolt4対応で高い拡張性

・QHD+ディスプレイで広々とした作業領域

iiyama STYLE-16FH129-U7-UH2X [Windows 11 Home]

Image: iiyama

ユニットコムが展開する iiyama PC 「STYLE-16FH129-U7-UH2X [Windows 11 Home]」。

・完全フラットに開ける16インチディスプレイ

・テンキー付きで事務作業が捗る

・16インチで1.29kg〜という軽量設計

HP Envy x360 14

Image: HP

HP(エイチピー)が展開する「HP Envy x360 14」。

・360度回転するタッチディスプレイ搭載

・120HzのOLEDディスプレイ、ペンにも対応

・Adobeの無料トライアル期間が1カ月分付属

Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9 16型

Image: Lenovo

Lenovo(レノボ)が展開する「IdeaPad Pro 5i Gen 9 16型」。

・16インチの2K OLEDディスプレイ、120Hzで滑らか

・dGPU搭載で動画編集や3D作業もスムーズ

・SDカードリーダーやThunderbolt4などインターフェースも豊富

MSI Prestige 16 AI Evo B1M シリーズ

Image: MSI

MSI(エムエスアイ)が展開する「Prestige 16 AI Evo B1M シリーズ」。

・4K OLEDディスプレイで広い作業領域

・DisplayHDR True Black 600に対応。HDRコンテンツの視聴や制作に活躍

・有線LANポート付きで重たいファイルの扱いも得意

dynabook R9

Image: dynabook

dynabook(ダイナブック)が展開する「dynabook R9」。

・14インチで1.05kgの軽量設計

・RAM32GB搭載で余裕のあるスペック

・静音と冷却を両立したWファン&Wヒートパイプ 冷却システム

LG gram Pro

Image: LG

LG(エルジー)が展開する「LG gram Pro」。

・17インチの大画面で1.299kg、薄さ12.9mm(突起部除く)

・144HzまでのVRRでゲームプレイ等も滑らか

・独自開発アプリ「LG gram Link」でモバイルデバイス連携も快適

Source: Intel