Appleは2024年5月7日の配信イベントの中で、M4チップを搭載したiPad Proの紹介の際に「Crush!」という宣伝動画を公開していました。この動画には多数のユーザーからの批判が集まり、最終的にAppleが正式に謝罪する事態に至っています。そんな中、2024年5月16日にAppleのライバル企業のSamsungが、Appleの宣伝動画をからかう動画を公開しました。





iPad Proの発表と同時にAppleが公開した問題の宣伝動画が以下。ゲーム機や楽器、塗料、カメラ機器など、さまざまなものがプレス機で潰された末に1枚のiPad Proになるというもので、映像制作者・ミュージシャン・カメラマンなどさまざまなクリエイターが使用できるデバイスであることをアピールする内容となっています。

Crush! | iPad Pro | Apple - YouTube

しかし、この動画には数多くの批判が集まり、2024年5月10日にAppleのマーケティングコミュニケーション担当ヴァイスプレジデントであるトール・ミューレン氏が「この動画は的外れでした。申し訳ありません」との声明を出す事態に至っています。

iPad Proの宣伝動画が批判を集めAppleが正式に謝罪、テレビキャンペーンも中止に - GIGAZINE



そして2024年5月16日、SamsungのXアカウントが「Galaxy Tab S9」を宣伝する動画を公開しました。

Samsungが公開した「Appleの炎上CM」へのアンサー動画 - YouTube

つぶれたペンキ缶やがれきを踏み越える人物の姿。



ボロボロになったギターを手にします。



タブレットのディスプレイにはギターの譜面が表示されています。



軽快にギターを演奏。



「Creativity cannot be crushed(創造性は壊せない)」との文字。また、女性が腰掛けている場所はインクが飛び散ったプレス機の上のようです。



ハッシュタグ「#UnCrush」を付けたこの動画の投稿には「私たちは決して創造性をつぶすことはありません」とのSamsungからのコメントが記されています。