ソウル中心部の光化門広場で開催されたイベントを訪れた外国人観光客や市民(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部と韓国観光公社は21日、国内の旅行会社とコンテンツ企業が協力して作った観光商品7種を公募を通じて選定し、開発と広報を支援すると発表した。

 選ばれた観光商品はK―POP、韓国ドラマ、韓国食品などと関連がある名所を訪れ、これまではなかった特別な体験ができるよう企画された。人気グループのBTS(防弾少年団)が出演した番組「IN THE SOOP BTS ver. Seazon2」の撮影が行われた江原道・平昌での撮影地ステイツアー、ドラマ「私の夫と結婚して」ツアーなどが選定された。

 2023年10〜12月期外来観光客実態調査の結果によると、外国人が韓国訪問に関心を持つようになったきっかけは「韓流コンテンツに接してから」が31.9%でトップだった。しかし、韓流ブームにもかかわらず外国人観光客はロケ地への訪問が容易ではなく、旅行会社は知的財産権(IP)の問題で韓流スターの名前や作品名の活用が困難だった。

 こうした状況を受け、文化体育観光部は公募で、コンテンツIP使用のための協議を必須条件に掲げた。また、これまで開放されたことのないスポットを商品に含めることも条件とした。今回選定された商品を対象にコンテンツIPに関する費用や商品企画、販促費の一部を支援するほか、ベトナム・ハノイ、フィリピン・マニラ、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ、マレーシア・クアラルンプールで開かれる「K観光ロードショー」で集中的な広報も行う予定だ。