【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース7−1レンジャーズ(3月9日・日本時間10日/グレンデール)

 まさかの事態に監督も困惑、さらには呆れ顔だ。5回、ドジャースの攻撃を迎えようとしたところ、このイニングから登板したレンジャーズのグリーニーが、投球練習中に指を痛めて1球も投げることなく交代に。まさかの“0球降板”というハプニングが発生した。

【映像】まさかの0球登板にボウチー監督、呆れ顔

 ドジャースが1-0と1点リードで迎えた裏の攻撃。各チームともオープン戦ということもあり、少ないイニングで次々と投手が入れ替わるように登板するという展開になっていた。この回、頭からマウンドに上がったのはレンジャーズ5番手のグリーニー。35歳のベテランで昨季は未勝利。今季はなんとか活躍に向けて開幕までにアピールをしたいところだ。

 投球練習を終えてドジャースの攻撃開始、と思われた瞬間、何やらマウンド上に不穏な空気が。グリーニーがベンチの方に視線を送ると、投手コーチとトレーナーが駆け寄り、何やら指先を確認し始めた。

 どうやら投球練習中に故障が発生した模様で、本人も指を見せては首を横に振る様子。68歳のベテラン・ボウチー監督も、何事かという表情でベンチから出てきたが、結局グリーニーはボールを球審に手渡しで、そのままベンチ裏へ。球場全体に何が起こったのかという雰囲気も漂う中、ボウチー監督も呆れ顔で苦笑いを浮かべるしかなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)