(写真:時事通信)

写真拡大

3年間で書籍代が約3500万円――。驚愕な政治資金の使い道が物議を醸している自民党の二階俊博元幹事長(84)。

2月8日の衆議院予算委員会で立憲民主党の藤岡隆雄衆議院議員(46)は、二階氏が代表を務める資金管理団体「新政経研究会」の政治資金収支報告書の訂正に関して追及。藤岡議員によれば、3年間で約3500万円もの書籍代が追加されていたという。

しかし答弁に立った林芳正官房長官(63)は、「官房長官といたしまして、個々の政治団体の収支報告書の内容について確認を求める立場になく、ご指摘の内容についてお答えする立場にないと考えております」と回答するに留まった。

ネットやSNSでは《本屋か》《明細を出してくださいとしか言いようがない》《どう考えても酷すぎる。悪質極まりない》と、瞬く間に二階氏に批判が相次ぐ事態に。

いっぽう二階氏の梅沢修一秘書(55)は、9日までに東京簡易裁判所から罰金100万円、公民権停止3年の略式命令が下された(命令は1月29日付)。梅沢氏は‘18年〜’22年に政治資金パーティー収入が計約3500万円あったものの、収支報告書に記載しなかったとされる。

11日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)では二階氏の“書籍代”を取り上げ、乃木坂46の元メンバー“まなったん”こと秋元真夏(30)が私見を述べた。

秋元は「3年間で3500万円も書籍代って、本屋さんを丸ごと買ったんですか?」と疑問視し、こう批判したのだった。

「そんなに本必要あるの?って思いますし。私たちが何かお金のことで、後から訂正とかしたりしても許してもらえないのに、何でこういう時だけ訂正が認められて、通っちゃうんだろうとか思ったり。バカバカしいことを聞かされてるような。納税ちゃんとしてるのが、ちょっとバカみたいだなと思っちゃう」

MCの爆笑問題・太田光(58)が「我々の常識とね、政治の世界の常識が全然かけ離れているからね」と相槌を打つと、秋元は「私たちが認められないことが認められちゃっているような気がします」とコメントしていた。

納税義務者の立場から二階氏をバッサリ斬った秋元に、SNSでは共感する声が溢れている。

《まなったん正論過ぎる 至極真っ当》
《若い世代に影響力のある人がどんどん声をあげるべきだ》
《全力の同意。絶対におかしい。金のかからない政治を目指せない方々は退場していただきたい》
《まなったんのド正論パンチ よく言ってくれたよ》
《真夏さんのこの発言は正論過ぎる! まじで納税するのここ数年馬鹿らしく自分も思ってる!》