錦鯉の長谷川雅紀(左)と渡辺隆(右)

 錦鯉が、1月14日に放送された『まつもtoなかい』(フジテレビ系)に出演し、『M-1グランプリ2021』で優勝した後の最高月収を明かした。

 長谷川雅紀は、『M-1グランプリ』17回の歴史のなかで最年長、かつ最長の芸歴を持つ漫才師として優勝し、大きな注目を集めた。番組内では、優勝をきっかけに激変した2人の仕事量や収入について紹介。レギュラーの仕事はゼロから3本に増え、テレビ出演数も2021年は214本、2022年は403本と大幅に増加。さらに、11社のCMに出演するようになったという。

 これに対して、MCのダウンタウン・松本人志は「11社、すごくない? 過去にないもん、11社なんて……」と衝撃を隠さなかった。

 仕事の量と比例して、月収も激増。長谷川は月収10万円から、最高で1200万円になったことを明かし、「毎月じゃないですよ。たまたま、固まってきたときですね」と、CM出演のギャラが偶然、重なった結果だとコメント。相方の渡辺隆は「僕はやっぱり、もうキャバクラ三昧」と、優勝をきっかけに遊び方が変わったと語った。銀座の高級クラブに行った際、シャンパンを数本、注文したら「度肝を抜かれました。2時間ちょっとで160万円。2人で行ったんです」と明かすと、スタジオをざわつかせた。

 錦鯉のエピソードに、SNSではさまざまな意見が書き込まれた。

《錦鯉、M-1王者後の最高月収1200万円。夢ある》

《え、錦鯉さんで月収1200万だったらもっと売れてる人て月収いくらなのて思ってしまった》

《・・・苦あれば楽あり。だな。》

 そんな錦鯉とは対照的に、『M-1』で優勝したにもかかわらず、テレビであまり見かけないコンビも存在する。

「錦鯉がブレイクした理由は、2人ともキャラクターがはっきりしていて、愛される力があるからです。スタジオでもロケでも、自身のキャラクターを理解して立ち回り、スタッフからの評判もいい。長い下積み時代のエピソードはおもしろく、視聴者も応援したくなるような内容です。

『M-1』優勝者として漫才の腕前はたしかなのに、パンクブーブーやとろサーモンには、これが足りない。芸人の世界では、愛される力を“愛嬌がある”と表現しますが、これは意外と大事な能力です。

 その点で、『M-1グランプリ2023』で優勝した令和ロマンも、危うい立場にあるかもしれません。ピン芸人の永野さんが『令和ロマンの娯楽がたり』(テレビ朝日系)に出演した際、彼らに『愛嬌がひとつもないんですよ』と指摘しました。令和ロマンが愛嬌を身につけられるかどうか、2024年が正念場でしょう」(お笑いライター)

 M-1で優勝したからといって、ブレイクが確約されるわけではない。お笑いとは、なんとも厳しい世界だ。