全豪OPドロー決定、王者ジョコビッチはラッキールーザーと初戦
![全豪オープンテニス開幕を控え、トレーニングに臨むノバク・ジョコビッチ(2024年1月9日撮影)。(c)William WEST / AFP](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/3/f/3f7d5_1351_71226aaa_11932412-m.jpg)
昨年大会の決勝でステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を下して優勝を飾ったジョコビッチは、その後全仏オープンテニス(French Open 2023)と全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)も制してグランドスラム通算24勝としているが、先日の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ(2024 United Cup)」で手首を負傷している中で連覇に臨むことになる。また、3回戦では四大大会(グランドスラム)制覇の経験を持つアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と対戦する可能性もある。
世界ランク2位で、昨年唯一グランドスラムでジョコビッチを下してウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)を制したカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は、ベテランのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)と1回戦で対戦する。
第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)もジョコビッチとともにラッキールーザーとの1回戦となったが、3回戦では第27シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)と顔を合わせる可能性がある。またオジェ・アリアシムの初戦の相手は元世界3位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)となっている。
一方女子シングルスでは、トップシードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が、2020年大会を制したソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)と激突する注目の一戦で開幕を迎える。両者は同年の全仏オープンテニス(French Open 2020)決勝の再戦に臨むことになる。2回戦では、2016年大会女王のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と2022年大会準優勝のダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)の勝者とぶつかることになっており、どちらが勝利しても気の抜けない組み合わせとなっている。
2度の全豪制覇を誇る大坂なおみ(Naomi Osaka)も出産後初となるメジャー大会で、第16シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)との対戦という厳しい組み合わせとなった。
さらに第3シードで昨年準優勝のエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)は元世界1位のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と相まみえるが、前回女王で第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は予選勝者との初戦という楽な組み合わせとなっている。
【翻訳編集】AFPBB News
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