アジアカップに言及した堂安。写真:金子拓弥((サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 日本代表は、2024年1月1日に開催される「TOYO TIRES CUP 2024」で、タイ代表と対戦する。

 同12日にカタールで開幕するアジアカップに向けて、最後のテストの場となる注目の一戦だ。

 12月31日に実施された前日練習の後、取材に応じた堂安律は、2019年の前回大会は準優勝に終わったアジアカップの難しさについてこうコメントしている。

「かなり悔しい思いをした大会ではあったので、強い気持ちで挑もうと思いますし、舐めてちゃやられるというのは、前回の初戦(トルクメニスタンに先制され、3−2で辛勝)で痛い目を見てるんで、経験している自分がチームに何か伝えたり、意見を言えたら」

【PHOTO】2024年元日開催のタイ戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
 具体的には「ボールは保持できるんで、その中でのアイデアが間違いなく必要になってくる。前回大会はそれでかなり苦戦した感じはある」と指摘。そのうえで、現在のチームの質には自信を持っているようだ。

「ただ、間違いなく個の能力は全員が上がってますし、サイドでの攻略とか中の選手のミドルのクオリティも高いですし、何かしら攻略法は見つかると思うし、そのクオリティはあるので、チーム全員で共有しながらやるのが一番いいかなと」

 そのトルクメニスタン戦で結果的に決勝点となったゴールを奪ったのが堂安だった。その時の経験が、若返ったチームに必ず生きるはずだ。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)