「もうたくさんだ」エ軍の災難は続く…素振りをしたレンヒーフォが肉離れで交代 ファンや米記者も悲観「終わりがない」

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打席に立つ前にアクシデントに見舞われたレンヒーフォ。(C)Getty Images

 まさに“踏んだり蹴ったり”の状況だ。

 現地9月7日に行われたガーディアンズ戦で、エンゼルスのルイス・レンヒーフォが素振り中に左上腕二頭筋の肉離れを負い、メンバーから離脱。同球団にとって、また一人怪我人が増える形となった。

【動画】まさかのアクシデント…レンヒーフォが素振りで肉離れをしたシーンをチェック

 この日に「3番・ライト」で先発していたレンヒーフォは第1打席に立つべく、準備をしていた初回だった。

 前打者のブランドン・ドゥルーリーが打席に立っている間に、レンヒーフォはネクストバッターズサークル内で集中力を研ぎ澄ませていた。すると、26歳の巧打者は素振りをした際に左腕を抑えながら苦悶の表情を浮かべる。そして、しばらくしてからスタッフに支えられてベンチへ向かうと、代打を送られて試合を後にした。

 エンゼルスのスカッドは窮状が続いている。主砲のマイク・トラウトやアンソニー・レンドーンが揃って離脱。さらに今月5日のオリオールズ戦を前に右脇腹を痛めて以来、スタメンから外れている大谷翔平を含め、主力の大半が戦線を離れている。

 そんな“野戦病院”状態のチームに米記者たちも嘆きの声を上げている。地元紙『Orange County Register』のエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者は自身のX(旧ツイッター)で「もう(悪いことは)何もかもが終わったと思った矢先に……」とやり切れない思いを投稿。さらにMLB公式サイトのブレント・マグワイア記者は、故障者が相次ぐエンゼルスの現状を「もう終わりがない」と皮肉った。

 また、エンゼルス・ファンも負の連鎖を憂う。Xには「シーズンが終わるまでに編成がどうなるかは誰も知らない」「もうたくさんだ」「これがディズニーランドの近くにある“エンゼルスランド”」「ジョークにしては質が悪い」「もうジョークにすらならない」「いい加減にどうにかしてくれ」といった悲観的なコメントが溢れた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]