世界初公開のトヨタ新型「3列SUV」に期待大! 「日本でも発売して」の声多数! 新型「グランドハイランダー」に求められるポジションとは
トヨタ新型「3列SUV」に日本導入を求める声!
トヨタの北米法人であるトヨタモーターノースアメリカは2023年2月8日(現地時間)、米国で開催されたシカゴオートショーにて新型ミドルサイズSUV「グランドハイランダー」を世界初公開しました。
このクルマについてアンケートを実施しました。
トヨタ「ハイランダー」は初代モデルが2001年に北米で登場。以来、欧州市場や中国でも展開されている3列シートSUVで、かつては日本でも初代が「クルーガー」として販売されていたこともあります。
【画像】「快適3列目」が自慢!? トヨタ新型「グランドハイランダー」がゴツカッコイイ! 画像で見る(42枚)
そんなハイランダーの派生車種である新型グランドハイランダーは、3列目の居住性をさらに拡大させたモデルとなります。
プラットフォームは日本でも販売中の「ハリアー」や「RAV4」などと同じGA-Kプラットフォームを採用。
エクステリアはハイランダーのデザインを踏襲したものとなっていますが、上下に分割された台形のハンマーヘッドグリルにヘッドライトも薄型の鋭い台形型を採用したほか、ボディサイドは大きなクオーターウィンドウや垂直に近い角度のテールゲートにより、横から見ても3列目の居住空間と荷室がともに拡大されたことを示唆しています。
インテリアはインパネにソフトパッドを採用し、ドアトリムまで連続したウッド調トリムを装備することで、モダンで上質なデザインとなっています。
3列目は大人が座れるたっぷりとしたサイズのシートを装備し、個別のUSBポートやスマートフォン収納スペース、カップホルダーやグリップも設けられ快適性が向上しています。
そんな新型グランドハイランダーについてアンケートを実施しました。
「新型グランドハイランダーを日本でも発売してほしいと思いますか?」という質問に対しては、69.2%の人が「はい」と回答し、およそ7割の人が日本国内での展開を望んでいるようです。
その要因として考えられるのが、日本で販売されているトヨタのSUVで3列シートを持つものは現在、「ランドクルーザー」と「ランドクルーザープラド」のみとなっている点です。
両モデルとも3列シートを備えながらも本格四輪駆動車として名高いクルマで、高い最低地上高やラダーフレームなど悪路での走破性能を高めたモデルです。
しかし一方で、そこまでの四輪駆動性能を必要とせず、街並みにも溶け込む都会的なクロスオーバースタイルのSUVが近年人気ということもあり、新型グランドハイランダーが注目されていると考えられます。
次に、「新型グランドハイランダーが日本で発売された場合、車両本体価格は、いくらまでなら購入を検討できますか?」という質問を設定。
検討可能な最大の金額帯を選択する内容で、400万円台から900万円まで100万円ずつの選択肢を設定し、「901万円以上」という選択肢も設けました。
最も選択した人が多かった価格帯は400万円から500万円で、次に501万円から600万円、601万円から700万円と続き、701万円以上と回答した人はいませんでした。
新型グランドハイランダーとプラットフォームを共通し、公開当初「兄貴分?」などのコメントもあったRAV4の価格帯がおよそ300万円から450万円(PHEVモデル除く)に位置しており、ランドクルーザーがさらにその上を行く500万円台から800万円に位置していることを考えると、ちょうどその中間のクラスであって欲しいというユーザーの考えが想像できます。
実際に、400万円から500万円を選んだ人からは「RAV4より高価でなくては」「RAV4とプラットフォームが同じであれば、価格も+α程度で」「マツダ『CX-8』がライバルになりそうだし、500万円を越えるとレクサスに流れてしまいそうなので350万円から400万円ぐらいのスタートが適正だと思う」といった意見も見られます。
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現在「ランクル兄弟」を除くと空白地帯となっている3列SUV市場では、日産「エクストレイル」やマツダ「CX-8」および今後登場する「CX-80」、三菱「アウトランダーPHEV」など、ライバルも増加している傾向にあります。
新型グランドハイランダーの価格や販売開始時期は2023年夏以降に発表される予定で、日本市場へ導入されるか否かについては明らかになっていませんが、もし導入されることがあればSUV市場をさらに盛り上げる存在となりうると言っても過言ではなさそうです。