5カ国から参加の学生チームが火星探査機開発プロジェクト「KARURA」発足 2024年の国際大会で勝利を目指す
【▲ KARURAプロジェクトのロゴマーク(Credit: KARURAプロジェクト)】
日本・米国・中国・ベトナム・インドの学生が参加するチーム「KARURA(カルラ)」は、米国で毎年開催されている火星探査機国際競技大会での勝利に向けたプロジェクトを発足したことを2023年2月1日に発表しました。
火星探査機国際競技大会(URC:UniversityRoverChallenge)は世界中の大学生を対象としたロボット工学コンテストで、毎年6月にユタ州南部の砂漠で開催されています。KARURAプロジェクトは2024年に開催される同大会に出場し、勝利を目指すとしています。発表時点では探査機初号機(試験機)の開発・製作が進められており、同プロジェクトは探査機の改良を重ねた後、2023年8月以降は大会へ出場する機器の作成に取り組む予定です。
【▲ KARURAプロジェクトが開発予定の火星探査機の完成イメージ図(Credit: KARURAプロジェクト)】
KARURAプロジェクトによると、国際的なメンバーで構成される学生チームがURCに出場するのは初めてとなります。なお、同プロジェクトは東京ビッグサイトで2023年2月1日から2月3日に開催される「国際宇宙産業展2023」にて、開発予定の火星探査機のモックアップ展示やミッション内容を解説したパネル展示などを行うということです。
※国際宇宙産業展に関する詳しい情報は、主催者である日刊工業新聞社のサイト(国際宇宙産業展2023:https://biz.nikkan.co.jp/eve/isiex/)等をご覧ください。
【▲「国際宇宙産業展2023」で展示されたKARURAの火星探査機のモックアップ(Credit: sorae編集部)】
【▲「国際宇宙産業展2023」のKARURAブースの様子(Credit: sorae編集部)】
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Image Credit: KARURA プロジェクト
文/sorae編集部