久保建英(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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30日、日本代表はスペイン戦に向けた最後の練習を行った。トレーニング後、スペイン戦での活躍が期待される久保建英が取材に応じた。

久保の表情は明るいながらも、戦いに向けてすでに臨戦態勢。記者とのやり取りも緊張感のある、ヒリヒリしたものになった。その久保との一問一答は次のとおり。

——スペイン戦に向けた心境は。

コンディションはいいと思います。

——久保選手への期待が高まっていると思いますが。

口だけの選手にはなりたくないので、できればあんまり喋りたくないですね、今は。

——相手の話している言葉が分かるというのは有利ではないでしょうか。

分かったところで止められなかったら何の意味もないので、なんでしょう。結局クオリティということだと思います。

——日本代表のクオリティはどう感じていらっしゃいますか。

クオリティはすごく高いと思いますし、うまい選手がたくさん集まっていると思いますし、速い、強いって、いろんな選手がいると思います。

——10歳でスペインに行って、今もスペインでやっていて、五輪でもスペインと対戦したという、因縁があると思いますが、このトップの舞台で痺れる状況でやれるということについてはどう感じていますか。

さっきも言いましたけど、ここで口だけの選手にはなりたくないんで、明日チャンスがあればピッチ上で語れるような選手になりたいと僕は思っています。

——1試合出場したことでワールドカップの雰囲気に慣れたということはありますか。

慣れるもんじゃないと思いますし、1試合1試合緊張感がありますから。

——落ち着いているのか、試合が待ち遠しいのか、どういう心境ですか。

落ち着いてますね。別に焦っても試合は来ないんで。明日のいい準備をできればな、と思ってます。

——勝点3にフォーカスできるという状況であることは。

勝点3にフォーカスできない選手は明日の試合に出るべきではないと思いますし、それがすべてだと思うんですけど。


【文:森雅史@ドーハ/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】