今季は大きな期待がかかるバルセロナ photo/Getty images

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ロベルト・レヴァンドフスキら新戦力の選手登録が開幕戦までに間に合わない可能性があると報じられていたバルセロナだが、西『MUNDO DEPORTIVO』によればジュール・クンデを除く6人の新戦力の登録が行われたようだ。クラブは「バルサ・スタジオ」の権利を24.5%売却することで1億ユーロを得ており、無事新戦力を含めて開幕戦ラージョ・バジェカーノ戦の臨むことができる。

クンデの登録はまだ行われていないが、これでようやく準備が整った。プレシーズンマッチでの成績は今季のバルセロナに大きな期待感を持たせるものであり、唯一の障害であった選手登録問題もほぼ解決された。

英『BBC』では「バルセロナはレアル・マドリードからタイトルを取り戻すことができるのか」というテーマで今季のリーガ・エスパニョーラを展望している。

そこで挙げられているレアルの弱点はカリム・ベンゼマへの依存度の高さだ。怪我の少ない選手であり、離脱はそこまで心配する必要はないが、昨季ベンゼマ不在のゲーム、例えばバルセロナとのエル・クラシコではルカ・モドリッチの偽9番で試合に臨み、0-4の大敗を喫している。今季はエデン・アザールの偽9番をPSMでテストしており、彼の出来次第で今季のレアルの安定感は大きく変わる。

対するバルセロナへの注目は成功できるかどうかだ。クラブの支援もあってレヴァンドフスキらワールドクラスの新戦力は到着している。これから連携面を深めることになるが、PSMでその実力は存分に発揮された。

不安要素として同紙はコーチ陣へのプレッシャーと守備の強度を挙げている。とくに守備は気になる点であり、攻撃陣ほどの安心感はない。セサル・アスピリクエタを逃した右サイドバックにはこれといった絶対的な選手はおらず、守備強度が求められるゲームではロナウド・アラウホを右に使うか。

リーグを制することになれば18-19シーズン以来となるバルセロナ。レアルやアトレティコ・マドリードとライバルは多いが、大型補強を生かし栄光を掴めるか。