建設コンサルタント事業を展開する日本工営は6月15日、地方自治体のSDGs達成状況診断をオンラインで行うセルアセスメントツール「TSUMUGI@」β版をリリースした。徳島県徳島市、佐賀県鹿島市でツールを用いた実証を開始する。



「TSUMUGI@」は茨城県つくば市とローカルSDGs研究を行う法政大学の川久保教授の協力のもと開発、つくば市で実証実験を行い今回、β版をリリース。SDGs達成指標の診断基準として、内閣府の「地方創生SDGs」の推進委員会で検討し公開された基準及び指針にもとづいた評価項目が設定。オンライン上でいくつかの設問に回答することで診断を行うアセスメント方式を採用、複数の担当課がそれぞれ担当する分野の回答を行い、診断結果はチャートやスコアで可視化する。オンラインで一元管理できるのでデータの進捗状況を確認しつつ事業展開できる。

「TSUMUGI@」利用イメージ(同社資料より)

β版は、2022年6月より徳島市、鹿島市で実証を開始、同時進行で実証への参加を希望する自治体の募集も行っている。同社は、今後検証データをもとに改良を行い2023年4月に本格運営を目指し開発を進める。