タムロンは6月16日、Xマウント版の大口径標準ズームレンズ「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」(Model B070)を発表した。2021年1月に投入したEマウント版と同一の性能を持つXマウント版。レンズ内手ぶれ補正機構も内蔵しており、すべてのカメラで手ぶれ補正が有効になる。希望小売価格は107,800円で、発売は7月8日。

大口径標準ズームレンズ「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」に富士フイルムXマウント版が登場

35mm判換算で25.5〜105mm相当をカバーする標準ズームレンズ。レンズ構成は12群16枚で、2枚のガラスモールド非球面レンズ(GMレンズ)などを用いて周辺部まで高い解像が得られるようにした。最短撮影距離は広角端で0.19m、望遠端で0.39mまで寄って撮影できる。

レンズ内にタムロン独自の手ぶれ補正機構「VC」を搭載しており、すべてのボディで手ぶれを抑えた撮影が可能。AIの技術を用い、動画撮影時の補正効果を高めている。なお、手ぶれ補正の補正段数は非公開。AFモーターはステッピングモーターを搭載し、フォーカスブリージングを抑えたことで、動画撮影にも向くレンズとしている。

焦点距離:17-70mm(35mm判換算25.5-105mm相当)

開放絞り:F2.8

レンズ構成:12群16枚

最短撮影距離:0.19m (WIDE)/0.39m (TELE)

フィルター径:φ67mm

絞り羽根:9枚 (円形絞り)

最大径:φ74.6mm

長さ:119.6mm

質量:530g